Badajoz空港

Diegoに空港まで送ってもらった。Badajoz空港は本当に小さくて、何しろ空港に向かう道も畑の中の片側0.8車線みたいな道が最後の道だったりするすごいところである。

空港のチェックインカウンターに行くと、パスポートを見せようとする前に係の人がパタパタキーボードをたたき始めて、"Ohshima?"といきなり聞かれて搭乗券を渡される。顔パスである。同じフライトを使うScottもMichaelもOhshimaにはとても見えないので、そういうことになったのであろう。結局3人とも一切身分証明書の類は見せずじまい。(結局乗客は15人くらい。) あいさつはアディオスだよ、Extremadura。

Merida発

今日でMeridaの予定は終わりである。なかなかナイスだったホテルをチェックアウトして、Sullaといういつものオフィスでしばらくpiano rollの拡張について話した後、Carlosとのちょっとした対話。大体Nedが質問する流れが続いたが、僕も日本における経済特区のことをそっと話してみた。が、Diegoの訳したスペイン語を無理やりつないで内容を想像すると、それほど良く伝わったわけでもないかもしれん。Lost in Translation

Carlosは昨日はただのおっちゃんだったが、今日はスーツを来てなんだかスペインの仕事師になっていた。

Templo de Dianaの前の部屋なので、窓から遺跡が見える。かっこよい。

昨日の一言: 「エスミマセン」。Sの前にはEが付かないとなかなか発音しにくいようである。

BBQ

今日はもはやどこだかわからないところに連れて行かれて、BBQである。Badajoz方面に向かってEV-90を使い、(確かEX-327という道だった思うが)、果てしないオリーブや葡萄かなあ(?)の中を抜け、Saludという(名前だったと思う)小さな小さな街に着き、そこからさらに畑のなかのでこぼこ道を10分ほど行って、まさに廻りは畑と山ばかり、というなかの一軒の家に辿りついた。築200年くらいだと思うが、
古びた壁で、内装やおかれているものも年代を感じさせるものである。

そこでは、Diegoの友人が知り合い50人くらい集めてBBQパーティーを開催していたわけである。Extremaduraの文部大臣(?)が直属の上司という地位のCarlosという人も今日は普通のおっちゃんとして、ちっちゃな娘さんを連れてきていたりした。また例によってNico君とボール遊びしたり、あたりをうろきまわったりね。友人たちが暖炉の火を囲んで映画の題名当てジェスチャー大会をしたりしているし。

ただ、僕はかなりパーティー的なのりは苦手でみんなが楽しくしていると「ああ、俺にできるのはせいぜいみなの楽しみを邪魔しないでいるだけくらいなのだなあ」とちょっと悲しくなってしまう日でもあった。

Diegoの家族

Diegoが奥さんのパウラさんと6歳のニコラス君を連れてきた。例によって9時ごろにいっぱい引っ掛けてから10時ごろにレストランに向かうわけである。レストランは、Galileoというイタリアレストランである。シーフードピザをいただく。

ニコ君とは遊んでやったね。スロットマシーンのボタンを早押しあったり、くすぐったりつついたり。

レストランに移動してからは、料理が出てくる間ペンを貸してやって紙に落書きさせておいたのだが、あるところで"9 × 9 = 81"とか書いて、(Diegoの通訳によれば「天才でしょ」と言いながら)見せてくる。完全に同類扱いだったわけであるが、それもまたよし。これは面白いことになったと思ったので、"11 × 11 = ?"と書いて返してやった。これでかなり燃えてきたようで、ニコ君は紙に1をたくさん書き始めた。どこまで書くかなと思ったら、本当に11行11列に1を書いてそれらを数え始めたわけである。1行数えるごとに横に11と書いて、チェックマークを入れたりしていたわけだが、どうやら11、22、33という行ごとの法則性に気がついたらしく、11×9が99になるところまで飛ばして、そこから121に辿りついた。Tyrone君よろしく「パターンを見つけた」わけだが、なかなか意図どおりはまってくれたね。

ニコ君のほうはこれをもって競争だと思ったらしく、"17×17 = ?"と書いて返してきたので、内心俺の得意(?)な平方数じゃんと思って、知っていたつもりの数をすいっと書いて返したのだが、もう酔っ払いすぎていたためその答えが思いっきり間違っていた。それもまたよし。

次に"111×111 = ?"と書いて返してやったが、3桁はちょっと無理なようで困っていた。ここはしょうがないので12321という答えを教えて、"1111 × 1111 = ?"で再挑戦。変な顔をして考えている振りをしていたところも可愛いが、「ヒントをやろう」といって階段状に積み重なった箱を横に書いてやったりして試す。この辺になると横にいたDiegoも乗ってきて、いろいろ(スペイン語で)説明し始め、何とか1234321と書かせるところまで行った。

ニコ君が問題を出したがっていくつか問題を出してくるわけだが、"7230 + 1000"とか"48 - 48"とかお茶目な問題ががんがん出てくるところが子供だよな。また、"999 - 78 + 48 ÷ 2 + 68 = ?"とか闇雲に長く書いてきた。今度は正しいと思われる(割り算の優先順位をどう思っているのかわからなかったけどね)答えをすいっと書いて返したのだが、17×17の不信感が残っていたようで、不信の面持ちで「ヒントをやろう」といいって部分式に分けたやつを書いてきたりね。遊べる遊べる。Diegoによればまだ割り算のやり方がわからないようで、割り算を簡単にやっているところを見せると「ずるして計算機使っている」と思うようである。

他の大人たち、Michael、Scott、Nedは同じテーブルでアップデートストリームの使い方について激論を戦わせていたようであるが、僕は子供なので子供と遊んでいた夜であった。

TrueTypeTextStyleへの下線付け

先日書いたつもりだった「TrueTypeTextStyleへの下線付け」機能だが、スペイン語版distributionであるSmall-land版は3.5ベースなので、そのままではインストールできなかった。Small-landではデフォルトフォントがBitstream Vera SansになっているのでそこでTTCFontのクラスシェイプを変えたりしようとすると固まったりする。change setをMeadowで編集してクラスシェイプの変更位置を変えたりしてなんとかロードできるようにしたわけだが、結局また数時間余計に使ってハックする羽目になったわけである。

Ned Konz参加

Nedが今日になってやってきた。Smalltalk Solutionに参加していたなので出遅れたわけである。いつものことだが、「48時間中に3時間しか寝ていない」とか言いながらもうとめどなく話す話す。謎の電子機器をまた組み立てて持ってきたり。

Meridaの博物館

前の日記にも書いたようにMeridaは「初代皇帝(かっこいいな)」アウグストゥスによって「建てられた」都市で、小ローマと呼ばれるように当時の遺跡がたくさん残っているわけなのだが、博物館もまたとても立派である。きれいな建物で例によって当時の遺跡の上に建てられているので、地下に降りれば発掘された"crypt"とかがあったりするし。内部はアーチが連なる吹き抜けを中心としたフロアが地上3階地下1階あって、天井の高い開放的な空間の中を逍遥しながら鑑賞できる。

これまた前の日記にも書いたとおり、僕は高校の先輩でもある塩野七生ローマ人の物語も含めてその他の本も少しは読んでいるのだが、現物をみる機会はほとんどないわけでこの博物館はとっても興味深かった。「ゲルマニクス第4軍団から除隊して、享年いくついくつ」とかいう墓碑銘が多くあって眺めるとラテン語が読めた気になれるし(VET LEG IV GERMANICU(V)Sみたいに書かれているわけだ)、たくさんあるコインなども当時のニュース伝達役としての機能に思いを馳せられるし。

何より良かったのは、アウグストゥスに関する特別展示をしていたことである。ユリウス・コルネリウス朝の家系図を見るだけでわくわくするし、当時の町の復元模型や「アウグストゥス水道」の「看板(?)」の部分とか、博物館の外の街そのものの雰囲気にも助けられて、古代が(進じゃないよ)そのままよみがえったような「とてもいきいきした」感覚を持った展示であった。