Fahrenheit 9/11(華氏911)

「何も書くことはない、と書きましたが、一部町山さんのやつ(http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040625)に補足を。

パパ・ブッシュやメージャー・イギリス元首相が取締役になっているのは、カールトンではなくカーライル(Carlyle)グループ。「政治的に規制の強い業種」のコンサルティングを主にしている会社。9月11日の朝に役員会議をしていたのがDCのリッツ・カールトンホテル。

サウジアラビアが米国に持つ投資額は800billion (90兆円くらい)の規模で、「アメリカの7-8パーセントはサウジアラビア」。

チェイニーは「ハリバートン」。Late Night Showに出ていたMichael Mooreは、ハリバートンの重役たちもスターとして映画に出ているのに、舞台挨拶などの手伝いをぜんぜんしてくれないので、全部自分であちこちの劇場に行ってあいさつしなくちゃいけない、と言っていた。

ピース・フレズノの話はもう少し気持ち悪くて、何ヶ月もメンバーとして参加していたAaron某がある日定例会に現れなくなって、どうしたんだろうと思って次の日新聞を見たら、同じ男が違う名前で「警察官事故に巻き込まれて死亡」という記事が出ていたのを見つけた、という流れ。これは不気味だよ。

愛国法の話ももうひとひねりあって、名前は忘れたが民主党の議員に「なぜ読まないのに賛成票を投じたんだ」と訊いたら、開き直って(「君ね」みたいな感じ)、「もし本当に議員が全部の法案を読まなくちゃいけないとしたら、いったいどういう事態になると思う?いちいち読んではいられないんだよ。法案通過が遅れるのは良いことかもしれないがね、ハッハッハ」、というような感じ。

ビンラディンファミリーがアメリカから脱出したのは、密かにというわけでもない。在米サウジアラビア大使がLarry King Liveに出たときの話があって、「家族に危険が及ぶのを防ぐためにアメリカに頼んで」と言っていた。「皮肉にも私がオサマに会ったのは一度だけで、80年代アメリカが我々を支援していたときに、支援に感謝して要人を招待したときだ(?)」みたいな話も。

あ、あとHamid KarzaiはUnocal(アフガニスタンにパイプラインを通すという話に入札しようとしていた会社)の元アドバイザーだった、という話もあった。ちなみに、このポイントはUnocalは結局入札をキャンセルした、ということで、Fahrenheit 9/11がゆがんでいるという主張で良く使われています。

傀儡といえば国連のアナン事務総長ももともとロスチャイルド系の銀行で働いていたとかまあそういう話はどこにでもあるんですけどね。

思い出したように追加していますが、面白かったシーンのひとつは、みんながちょっとテロの脅威におびえているというところで、携帯型パラシュートを発明したという男へのインタビュー。簡単に着用して10階以上の高さがあればビルから飛び降りてもパラシュートが開いて脱出できますよ、と発明者が言っているのだが、その横でデモをしようとしている女性は、紐が引っかかったり、なんとなく両足をいっぺんに持ち上げて別々の紐に通さなくてはならないような感じだったりしてとても困っている。アナウンサーが、「これは危機が迫ってパニックになっているときにも本当に簡単に着用できますかね」と訊いても「もちろん」と応えながら、顔は困っている発明者。

本当の脅威とはどういうものかをはっきりとさせずに「ときどき脅威だ脅威だ」ということによってみんなの意識を麻痺させているわけである。

Fahrenheit 9/11(華氏911)

見ました。それこそ僕がこれ以上書くことはないですが、とにかくパワフルな映画でした。BurbankのMedia Centerの中にぐるぐる列ができてました。

ステージに上がる役者のように映画の最初のほうでホワイトハウスの面々がメイクアップしていて、ウォルフォウィッツなどはつばをべっとり髪の毛につけて撫で付けたりしていて、最後のところでつけたマイクなどを取ってリラックスしている、という構成が判りやすいながらもうまく決まってました。後は何しろ音楽ですね。

とか思ったらConan O'BrienのLate Night Showにも監督出てましたね。メイクアップの話してました。ウォルフォウィッツの頭に画面外から伸びてきた部下らしき人の手には、その人のつばがべっとり付けられていたそうです。うげー。

毛玉

パッチというのをもう少し説明すると、方眼紙のようなもので、方眼の中をじっくりみると、それぞれのますの中に数字が書いてあるようなものです。この方眼紙全体をパッチ変数と呼ぶような気がしますし、ひとつひとつのますをパッチと呼びます。

この方眼紙を数字の列として表示する代わりに、色の不透明度に変換してから表示しているのが今の毛玉というわけです。