Danのスクロールハック

彼自身も詳細は忘れた、と言っていましたがスクロールアップをするメソッドを書き換えて、1、2、4、8、16ドット単位でスクロールできるようにして、その中でビジーループ的にタイミングを取ってループで回ってから変えるようにした、というようなことだったようです。タイミングは適当だったが、遅かったこともあってきれいに見えた、ということを言ってました。

Apple Hill 初日(その2)

ネパール風カレー、焼き豚肉、サラダ、などなどを晩御飯として食べた後で、Apple Hill楽団のコンサート。Mozartもあるし、ビオラのMichael Kelly君作曲の曲もあった。Michael君によると、この100年くらいクラシックミュージックの良い曲が作られない理由のひとつは、昔の人は作曲家と演奏家の区別はもっとゆるくて、演奏する人もいくらでも作曲し、作曲しながら演奏もする、というのがめずらしくなかったのだが、だんだん演奏家と作曲家が分かれてきて、さらに作曲家として食べていくためには、もう師匠を超えるような一流の人になるしかなくなって、ある程度のクラシック作曲家、というものが存在しにくくなっている、という話であった。Michael君は授業で「演奏家のための作曲」というコースで、最初はもう恥ずかしくてやめてしまおうかとも思ったくらいだとか。それでもApple Hillという環境では、気楽な気持ちで作曲しても、周りの人が完全に協力的になってくれるので創造性を発揮しやすくなっているのが良い、と言う話をしていた。

彼の曲は、アイルランドに行くときに書いたもので、昔の作曲家が良くやったように、民謡のテーマを借りて展開した主題になっているそうである。

おいしい食事と美しい音楽で過ぎていく夜でした。

Apple Hill 初日

40人くらいのグループであった。BYTE Magazineを創刊したCarl Helmersも来たりしていてびっくり。コンピュータ系な人としては、Keith Packardやコロラド大学のGerhard Fischer教授も来ていましたし、Mark Guzdialもいました。

某阿部さんはeBayでBYTE Magazineの1981年8月号を競り落としていて、それを僕が言付かっていたので、Carlにもサインしてもらいました。81年には編集長じゃなくなっていたので名前は載っていませんが。表紙の気球の絵のデザインをした(アイディアを出した)そうです。

青空の下で一人一人自己紹介をした後(僕は日本語でも自己紹介が下手なので、英語だとなお困る)、納屋に入ってプロジェクターを2台設置してまずはJulianとMarkによるCroquetのデモ。「古いコードベースを使った最後のデモ」になる、という「冗談」でわかっている人をつついてみたりしている。

お昼を食べて、Mitch Resnickと彼のグループによるMIT Media Labチームの近況報告。Computer Club HouseとScratchの話から。例題が毎回新しいのがナイス。Lego BlockとCricket。Wondering Wands。光センサーとCricket。物理的なブロックを組み立ててプログラムを作るときに、カメラを使って入力するのが良いかも、と言う話。

その後VMハッカーの話に首だけ突っ込んだり、散歩したり、ミニコンサートのリハーサルを聞いたりして午後を過ごす。

Apple Hill 昨日の残り

昨日のバスの中では、DanとScottと大分話す。Scottも73年頃HPで働いていたことがあるとか。

DanがSteve Jobsに聞かれてやってみせた、という行ごとのスクロールからスムーススクロールに変えるデモというのはどういうハックだったのか聞いたりしてみた。その他Danが良くやったデモとしては、テキストセレクションの見た目を変える、というもので単純に反転させるだけではなく、1ドットずらしたイメージを作ってxorすると、複数行にわたる選択であっても、同じロジックで枠付きの選択範囲に変えることができて、その途中でわざとスペルミスを入れていてスペルコレクターで直してみたりとか。

Danは4歳のときの記憶があって、「4歳というのは人生でもっとも楽しいときなんだなあ」と思ったことが最初の記憶だとか。変な4歳児だ。

その他、64 bit VM、LEDなどなどの話。

Boston Logan空港、Apple Hill

前回はWally Parkを使ったのだが、帰って来たときのvan pick upがちょっと遅かったので、今回はParking Spotを使ってみる。隣も空いていてそれなりのフライトであった。多分いつもより南よりの経路を通っているのか、峨峨たる大地が広がっているのが見えて面白かったし。

でも、窓の覆いが割れてしまっていてしまらないのはかなりいけてない。隙間に雑誌を詰めて覆いにしたりするはめになったし。

それはともかく、無事にBostonについて、TでKendall Squareまで行き、Legal Seafood Restaurantで落ち合ってご飯を食べ、バスでNew HampshireにあるApple Hill へ。

Apple Hillというのは室内弦楽団で、ここはその本拠地なのだが、学生や他の楽団が合宿をするサポートもしている。朝から晩まで山の中のホールで(あるいは山の中で)練習できるというすばらしい環境である。

山小屋に泊まって、手作りのおいしい料理や飲み物も用意してもらって、自然のなかで湖を訪れたり、星を見たりしながら音楽とコンピュータの話をする、というのが我々の合宿のコンセプトである。

おととしまでは電話ももちろんインターネットもないような環境を提供していたらしいのだが、時代の波に負けて去年はネットワークにつながってしまっている(ので、僕もこうやって日記を書いたりしている)。シャワーもトイレもちゃんとしたものがあるし、結局は住んでいる人もいるのでそこまで苛酷な環境ではないが。

今日は夜遅くに到着したので、もうだまって寝るだけ。がんばっている人は例によってひたすらしゃべっていたみたいだけど。

Apple Hill

明日から出張なのだが、すでにAlanもKimも現地方面に行ってしまっているので、今日は自宅研修としました。

洗濯して、ご飯作って食べて昼寝して、という一日だったことはあまり大きな声では言えないな。(合間に)仕事していたよ、とちゃんと書いておこう。