HyperCardのことはTedに聞け!
TedはHyperCardチームの最初のメンバー(Bill Atkinson以外)だったが、Billは彼以外の人にはコードを書かせなかったので、Tedもコードを読んでいろいろ提案したりテストしたり、社内のテスターと話をしたりするのが主な仕事だったそうである。が、なにしろ最初のHyperCardユーザーなので、今でもありとあらゆるよしなし事はHyperCardにメモしているわけである。今日もすたすたメモを取っていた。
でも、HyperCard 2.2の"About..."を見ると、Tedの名前はおろか、Billの名前もない。Clarisが権利を買った後は、Apple時代の人の名前は皆黒歴史化されてしまったようである。
山本さんが昔作ったStackも見ることができた。さすが山本さん、というできである。かわいらしい。
山宮さん来訪
Glendaleにやってきたid:propellaの山宮さんを連れて、オフィスへ。居眠りしながらも生産性高く仕事をする山宮さんの横で、遅々として進まぬ執筆作業。悪いのはネットワークにつながっているコンピュータだということはわかっているんですけどね。
観光
まさか、という感じですが、また観光です。
今日もまた出遅れて、12時ごろからMuseum of Scienceへ。3時半ごろにはホテル経由で空港に行かなくてはならなかったので、かなり短い滞在になってしまいました。複雑系のシミュレーションがStarLogoで作られて展示されたりしていたのが興味深かったですね。Museum of Scienceの人は去年のApple Hillに来ていたくらいで、MIT Media Lab(のMitchのグループ)とは強い結びつきがあるので不思議ではないですが。
この博物館には、Audiokinetic Scruptureと言って、ボールがベルトコンベアーで運ばれて、レールの上をあちこち転がっていろいろなギミックを動かす、という例のやつがあります。私はこの手のものを見ると優に30分くらいは魅入ってしまいます。家族には笑われますが、小学校1年生のころ、時計の秒針と短針と長針の動きを一時間ずっと見ていた男ですので。秒の数字に比例して、分針が分刻みと分刻みの間を進んで行き、じっと見ていると長針もいつの間にか動いている、というのが面白かったんですよね。
夕方LAに向けて出発。いったい一週間前には何をしていたのか定かではないくらい充実した一週間でした。
観光
えっ!ということでまた観光です。すみません、我が人生。
前日までの頭も体も振り絞った3日間のため、今日は朝から出遅れ気味で、ようやく11時ごろから(もう一度)ボストン美術館に。先週回れなかったエトルリアの遺物や、日本コーナーの半分くらいを主に見ました。エトルリアは、ローマに負けて同化した滅びの感覚が付加されるので面白いですね。日本のコーナーでは、今年9月が日露戦争終結100周年ということで(ポーツマス条約のポーツマスはすぐ近くですし)、戦争時に書かれたプロパガンダ的速報の絵をまとめて展示していました。日露戦争はなんだか余り大きく取り上げられないことになってきているようですが、世界史的にも重要なイベントのひとつなのですよね。日本兵も、西洋人に好感を持たせるためにやや白人的特徴を持った顔として描かれているものもあるような勢いです。
夕方Prudential Towerの辺りをすこしうろうろした後、China Townで食事。BostonのChina Townはまた一味違いますね。
Apple Hill
Brianの歴史の話。
彼はなんでもエミュレータを書いてしまうのだが、DEC PDP-1のエミュレータをJavaで書いて、「最初の対話型グラフィカルゲーム」SpacewarをJava上で動くようにしている。下のreadme.htmlのほうのGerasimovは、Tetrisを書いたGerasimov。
http://lcs.www.media.mit.edu/groups/el/projects/spacewar/
http://lcs.www.media.mit.edu/groups/el/projects/spacewar/readme.html
http://lcs.www.media.mit.edu/groups/el/projects/spacewar/sources/
自己書き換えコード使いまくりで面白いそうである。
このJava版は、オリジナルと比べてy軸の向きが違うので、船の初期位置が違い、見やすくするための船が2倍の大きさにされている。「いろいろな雑誌などで紹介されているSpacewarのスクリーンショットは、しばしばこのAppletの画面なので、オリジナルとは違う」ということだそうである。
Intel 4004の回路図があるので、そのシミュレータも書いていた。Intel 4004のデザイナーの話(嶋正利さんの話)をしていたが、嶋さんのことはBrianは知っていたのに、他のある人が知らなかったというのはちょっと驚き。
Apple Hill
昨日の朝の自己紹介で微かに受けをとったのだが、その後3日間しばしばいろいろな人がキャッチフレーズのように使っていたので、まあ面白かったのだろう。
デモをいろいろやった。毛玉のデモはChicagoとほぼ同じ内容だが、MitchやBrianがいたところなので有意義な話が聞けた。Brianは20MhzのPowerPC(ってあったっけ?)で2百万Logo命令を実行する処理系を作ったことがあるそうな。