ワイン

昨日のツアーガイドだった"Mitchel"さんは、滑らかに話す経験豊かなガイドだった。なにより、ワインにまつわるいろいろな考えを、迷信は迷信と言って言い切っているところが良い。コルクもシリコーンコルクになっていくべきだ、ということ、グラスの内面をたれる足も、洗剤などによって出方が変わるのであまり重要視しないほうが良いこと、飲むときの気分が味に作用するのだから、高ければよいわけでもないことなどなど。

グラスの形状に関して、一時は異なるワインごとに適したグラスがあるという考え方があったが、一時信じられていた(僕も信じていたが)こととは違い、異なる味(甘味、苦味など)は舌の別の部位で感じるわけではなく、口の中全体で同様に感じるということがわかったし、口の大きさも人それぞれ違うのに、それぞれの人が違う大きさのグラスを使うべきだと言う人はいない、ということなどから、グラスの形状も余り気にするなと言っていた。

追記で一応書いておくと、シャンペン用とか赤ワイン用とか白ワイン用とかくらいの区別は意味がある、という程度の文脈でした。

San Francisco

SFに来たのは3度目だが、自分で車を運転したのは初めてだな。ちゃんと観光客らしくLombard Stのくねくね坂を下ったりしましたよ。そこに入る前の急な登り坂が混んでいて、なんどもタイヤを空回りさせつつ坂道発進してしまいました。怖かった。

観光

今日は、Napa Valleyのwineryめぐり(?)である。Robert Mondaviというワイナリーで名を成したRobert Mondavi氏は、91歳になってもまだ元気だそうである。ぶどう園やワイン発酵の樽や熟成の樽の見学ツアーは勉強になった。卵の白身イースト菌の死骸を集めたりするのだな。

その後はDomaine Chandonの様子を一瞬だけ見た後、Domaine Carnerosの立派そうなフランス風建物でスパークリングワインをなめる。あのエリアは、同種の作物を育てているExtremaduraの農業地帯にも似た風情を持っているところがおもしろい。

レンタカーをどうせOaklandで借り替えたりするのだったら、そもそも帰りはOakland空港発にしておけばよかったと思いつつ、San Joseまで戻って帰宅。Chevy CobaltもChevy Malibouも、我がぼんちゃんに比べたらくそのような車であることを確認した旅でもあった。

観光

水曜日に借りた車は木曜日、金曜日とホテルに止めっぱなしだったのだが、土曜日の朝乗ろうとすたときに、後輪がパンクしていたことに気が付いた!大体1万マイルくらい使われただけの車だったのだが、スペアタイヤに使われた形跡があったので、どうやら一度パンクして応急処置だけしたものが回ってきたのではないかと思っている。Budget恐るべし。

多くのYoung Squeaker達がいたので、みんなで楽しくスペアタイヤに取り替える。その後は結局Oakland空港まで出向くはめになって、車の乗り換えのはずなのに2回に契約を分けられたりもするというつらい思いをしてしまった。例によって、危機の時や起こったりするべきときにちゃんと怒れないのが、私の「得意の交渉術」の限界なのである。

予定は全部後ろ倒しになって、お昼をPixarのある(どこにあるかは知らんけど)Emeryvilleのファミレスで食べた。阿部さんから広島風お好み焼きの起源を聞いたような気もするが、きっとあれは嘘だったのだろう。その後、3時過ぎにComputer History Museumへ。この日はあまり時間がなかったが、もう何度かゆっくり行ってみたい博物館である。

C5

今日のキーノートはEDUCAUSEのDiana Oblinger。彼女の紹介は5分くらい(いや、そこまでではないけど)延々と著作や職歴を語るすごいものだった。内容は、いろいろな統計を元に、情報社会が若い世代の時間の使い方やいろいろなことへの態度をどのように変えたのか、という話。ちょっと統計を解釈して話すところばかりがつづくので、「この人よく勉強しているよなー」とは思うものの、ちょっと深みを感じさせることには失敗しているかもしれない。McLuhanとかの古典を引用したりするのはまじめな人には難しいのかもね。後は、本を読む時間が短い、ということを少なくとも批判的ではなく(肯定的ともいえる)とりあつかっているところが、あまりにも現状肯定的過ぎな気はした。あれこれいっても本をみっちり読んで考える、というステップはなくせないとは思う私である。
いろいろ数字もメモしたが、写すのがめんどくさいのでお許しを。

関西大学の加藤君。がんばっていた。

"Croquet on Mars?"という題で"Virutal Astronaut"のデモなど。なぜ巨大なファイルをインターネットからダウンロードするようなデモをやろうとするのだ? SqueakFestの常連で、同じくNASAのRandy Catonにも言えるが、発表のときに聴衆を生徒のように見て、実際に体を使って実験させるという共通点があるところが面白い。

JAXAと東大の藤田先生の発表も面白かった。が、藤田先生も発表後即座に別件のために会場を出発。

お昼の後で、パネルセッション。はっきり言ってパネルいらない。Open Sourceのソフトウェア開発についてのパネルなんて、みんながすでに知っていること以外にいったい何が出てくるというのか。David Smithがすこしだけ笑いを取っていたが、後は徹底的に皆エネルギーを単に消耗しているだけだった。Eleanor Wynnがほとんどみんなが眠そうにしているのを見て「日本人が多いみたいだけど、時差ぼけの眠気を覚ますためにも誰か質問してみない?」と促したのに、もちろん誰も反応せず、2秒後位にはすでに他の人が次の質問(というか意見の表明)をして流されていたのが面白かったかも。

ここで、基本的にはもう終わり気分になってしまったので、最後のペーパーセッションは事実上崩壊だったかもしれん。たぶん半分以上の人は別件で会場を離れ、残りの半分はロビーで充電している、というような感じであろうか。実は僕の発表はその最後のペーパーセッションだったのだが、「切れがない」まま終了。ただ、Ianが全部見てくれたのでそれだけでも意味はあったと思うが。

C5は3パラレルセッションだったこと、そもそも多くの人が、Berkeleyに来るための口実として使って特に内容そのものには興味を持っていなかったことなどから、求心力がとても低いような雰囲気を醸し出していた気がする。某R.M.氏が、発表内容よりも会わせたい人を呼んだようでもあるしな。というわけで、少々僕には不満の残るものではあったかもな。

夜は、日本人グループとChris (Muller)とDu Liさんを交えてタイ料理屋へ。まずまず。Chrisも良いやつで、squeak-dev上で名前しかお互いに知らなかった彼と仲良くなれたのはひとつの成果だったと言えるだろう。