アラン・ケイのインタビュー

今回のAlanのインタビューはなぜかよく読まれているようですね。ついついブログ検索などしてあちこちで言及している人のものを読みましたが、好意的な意見が多いように思われます。(Python edu-sigで盛んに活動している人などが読んだらまったく逆の意見が噴出してきそうですが)。

批判の一部に、Xerox PARCがすごかったといってもPARCの研究成果はXeroxの儲けにはぜんぜんならなかったじゃないかということからつながっているものがあるようですが、PARCへの投資は、レーザープリンタの成功によって回収されているそうです。研究というものはあたりはずれがあるという見地に立てば、投資を回収できるだけの成果はあったわけなので、研究所としてはちゃんと最低限の役目は果たしたわけですね。PARCの例に限らず、先端技術研究への投資はなんだかんだいって見返りがちゃんと出ることが多いという話も聞いたことがある気がします(ソース希望)。あと、その他の技術がXeroxの収入につながらなかったのは確かですが、それをもって研究者達が世の中を動かすものを生み出さなかったかのような論調にはつなげるべきではないと思います。

以前どこかに書きましたが、生物の進化・世の中の動きというのは、決して「進化」という言葉が暗黙的に示すような「良い方向に進む」というような定方向性を持ったものではなくて、「そのときどきでたまたま消え去ることがなかった」という偶然が積み重なって来ているものだと思います。ですので、現在われわれが見ているものが「ありうべき現在の中で一番良いものになっている」わけではない、という認識は必要だと思っています。

ラテン語?

アメリカの大統領が「メキシコではメキシコ語をしゃべっている」と言ったとか言わないとか言う話があるぐらいなわけではあるが、それでも、LA近辺のLatino達がしゃべっている言葉は決してラテン語ではないのだぞ、ということくらいは知っていたほうが良いと思われるぞ。

OLPCだったり論文だったり

Glendaleのオフィスに出頭。なぜか評価ボードが一台増えて、それにつなぐ某機器も一緒に来たので、LinuxBIOSにアップグレードしたりいろいろ配線をつなぎなおしたり。

あんまり関係ないが、AlanはCaptain Crunchと会ったことがあるそうだ。"quite a character"といっていた。Steve JobsとSteve Wozniakも、最初は"blue box"を作って売る仕事をしていたそうである。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0925/high43.htmの後藤さんの記事はhttp://d.hatena.ne.jp/keyworddiary/%a5%a2%a5%e9%a5%f3%a1%a6%a5%b1%a5%a4(http://b.hatena.ne.jp/entry/http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0925/high43.htm)にあるように多くの人の関心を呼んだようである。登場人物たちには、「良く書かれていると思う。ただ、なんとなくSqueakがそれだけで科学的思考の助けになるかのように書かれているのが気になるけど」と言っておいた。

ラーメン

山宮さんを誘って山頭火(ラーメン屋)へ。そして、その後アメリカ滞在の成果としてチーズの食べ方をご家族に伝授したいという山宮さんの意向でWhole Foods。

それはそうと、LAX近くの空軍用地で、ばっちりF/A-18F-14が道から見えていた。そういうものだったのか。

最終日

最終日ということもあり、WalterやChrisにSugar内で動いているSqueakを見せる。Bertのがんばりのおかげだ。彼らもなんとなくあまりにもロングタームゴールのみを追っているような感じで、「10月の締め切りというのはどうなったのだ?」と聞いてみたら、「それほど重視しなくても良い」というような乗りだった。頼むよ。

ボストンの空港まではタクシーで行ったのだが、運ちゃんが今まで乗ったタクシーの中で一番ワイルドな人だった。もともと東海岸のほうが車の運転は荒いのだが、ありえない割り込みの連続と、ありえない言動の連続(「今日いったいイラク人は何人殺されたんだ?イェーイ」と本当に言ったからな)。

というわけで、どじっ娘の阿部さんとは対照的に問題なく帰りました。

さらに

さらに熱く進行中。todo の数は増加傾向です。

最後の夜なので、みなで食事。Scottは69年ごろDon Knuthの授業のTAをしていたとか。かなり下手な先生だったので、それをわかるように通訳して教える、というのが彼の重要な役目だった由。

Knuthといえば、照明を顕微鏡の光学系を通して被写体にあてるという技術で特許をとっていたが、数十年忘れられていて特許が切れた後、最近使われるようになったとかいう話もあった。