Kabuki Restaurant
Kabukiという結構はやっているように見えるチェーン店でお昼。ひさびさにうどん食べた。Alanには「腹減らした貧乏学生が食べるやつだね(starving students' food)」と言われたが、うまかったよ。
Alexはまだまだがんばっている。2ヶ月くらい同じものを何度も何度書き直し、どんどん簡略化していっている。俺もRubyをCoke上で実装するようなところから初めて「新システム」にもっとなじみたいね。
そういえば、AlanはAppleScriptのデザインコミティーにいたといっていたな。
電化製品のパッケージ
ボストンのホテルに携帯電話の充電器を失ってしまってしまった。日記作家さんが交渉術を発揮してもらって探してもらうように頼んだのだが、音沙汰がないのであきらめて新たに購入することに。何軒か回って結局Best Buyで買った。
アメリカでその手のものを買ったことのある人はご存知だと思うが、電化製品の多くは、硬い硬いプラスチックでへりのところもしっかりと固められている、というようなパッケージになっている。はさみかカッターを使わないとなかなか開けられないし、切り取ったプラスチックが手に刺さったりして2回に1回は痛い思いをする、というたいへん不親切なものである。ただ、今回買った"Just Wireless Ultra"という製品のやつは、硬いプラスチックで包まれてはいるものの、"EASY OPEN TAB"というところをびりびりと引っ張ると手だけで開けられるという優れものであった。
大学のときに木村先生の授業で読んだワインバーグの本の中に、スイス人がアメリカ人に向かって「なぜ額面の違うお札が全部同じ色で同じ大きさなのですか?」と聞き、そういうことを思ったことのなかったアメリカ人がびっくりする、というエピソードが書かれていた。要するに、物事をデザインするときに、自分のマインドセットにない他の可能性を考えるのは難しいという事だったわけだが、アメリカにおける電化製品のパッケージも同じようなものなのだと思っている。「硬いプラスチックではさみを使って苦労して開けるもの」だけを見て育つと、そこに他の可能性があることに気がつかないというようなものなのだろう。
というようなことを思った、ということを自戒を込めて書いておこう。
etoys@laptop.org
かえるの話
http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20050407#p3
にもあったかと思ったがありませんが、かえるの話はJerome Lettvinという人の発見です。http://jerome.lettvin.info/lettvin/Jerome/WhatTheFrogsEyeTellsTheFrogsBrain.pdfとか。単なる寓話ではないということ、そしてかえるは目で情報処理をしてしまうので、いくら蛙をトレーニングして教育してもえさを見分けられるようにはならないということが味噌ではあると思います。
それから、過去一世紀のテクノロジーは退行的で、オーラルコミュニケーションを奨励しているというのはもちろんマクルーハンが言ったことを敷衍しているわけです。マクルーハンが言ったグローバルビレッジというのは一部の人が言葉から想像するような明るい話ではなくて、村で焚き火を囲んでお互いに物語をするというのが世界的規模で行われるようになるというイメージですので。
Wikimania 2007
台北でやることに決まったそうです。
http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikipedia-l/2006-September/045356.html
なんとなく残念な気がする、と書いてみるテスト。
タッチパッド
OLPC用のタッチパッドをCambridgeからもらってきていたのだが、どうもちゃんと動かない。というわけで、OLPC software development mailing list上で、http://mailman.laptop.org/pipermail/devel/2006-September/002375.htmlから始まるようなやりとりに。うーむ。知らないことが多すぎる。
それはともかく、レスポンスが早いのだよな。さらに言うと、メールではまだラグがあるが、世の中もっと早く情報交換されているわけでもある。僕はどうしてもIRCの窓を開けておきながら作業をするというスタイルになじめない気がしていてやっていないのだが、Xといい、Linuxといい、OLPCと言い、実はSqueakと言い、IRC上の情報交換によって成り立っているところもあるのでいつかはそういうことをやらなくてはいけなくなるかもしれない。
Wikipediaの人々もIRC上の活動はすごいようだ。荒らしがあったと思われるときに自動的にチャットメッセージが飛ぶ仕組みがあって、それをそのまま見ていては追いつけないので、チャットメッセージをリアルタイムに解析するフィルターを使ったりしていて、前時代の僕には驚くべき情報の食べ方であった。
それはそうと、OLPCのメーリングリストではテッキー指向過ぎて対人コミュニケーションに不全を来たしてしまっている人の割合がSqueak系の物よりも多い気がする。Ivanはそういう人相手には厳しくて、遠慮なく投稿禁止にするのだ。ここ1週間で2件ほどそういうことがあっただろうか。
「Squeakの人は良い人ばかりなのに」とScottが言っていたが、Bertが「squeak-dev上のAlan Grimesみたいなものか」と切り返していた。
Squeakワークショップ
最近こっち系の話を書くのをサボっていましたが、日本各地でSqueakを使った「ワークショップ」が開かれています。たとえば、http://mts-j.hiho.jp/2006/09/itc0930.htmlでは大人の人向けに、Squeakを使ってどのように科学的なことの教育につなげていけるのかを実地で学ぶ試みが予定されています。アラン・ケイのインタビューなどで興味をもたれた方、ぜひともご検討ください。