C5 2010のCFP

恒例のC5、来年初めもやります。

http://www.cm.is.ritsumei.ac.jp/c5-10/

UCSDのcalit2はLarry SmarrがDirectorをしている「西海岸のMIT Media Lab」みたいなところです。MIT Media Labに比べると、commodity hardwareを使うことにこだわりがあって、劇場用のテクノロジーなどもしていて大スケールなところです。参加者はデモツアーに参加できたりもするのでそういう意味でも結構お勧めです。

Gmail + Wanderlust

思うところあって、というか時代の流れなのか、メールの保存・管理をGmailに頼ってみようかと思いたつ。といってもフロントエンドは今までどおりWanderlustで、IMAP経由でのアクセスということですが。

Gmail+Wanderlustというのも2年近く前からある話なのでWeb上に情報は十分転がっているのだが、

  • Windows
  • "(setq ssl-certificate-verification-policy 1)"といわないで良いようにしてみたい

という人のかゆいところに手が届く単一のページがなかったので、ここにまとめてみます。

  • Meadow のインストール

http://www.meadowy.org/meadow/netinstallのsetup-jaでインストール。Wanderlust、LIM、APEL、SEMI、x-facemule-ucs、emacs-w3mなどのパッケージも選択してインストールします。

  • cygwinでは、openssl-develにopenssl/ssl.hが入っていて、starttlsをコンパイルするときに必要になります。

starttlsは http://www.tuchiya.org/wiki/wiki.cgi?page=Meadow+setup にあるようにコンパイルしました。

(setq elmo-imap4-default-server "imap.gmail.com")
(setq elmo-imap4-default-user "username@gmail.com")
(setq elmo-imap4-default-authenticate-type 'clear)
(setq elmo-imap4-default-port 993)
(setq elmo-imap4-default-stream-type 'ssl)
(setq elmo-imap4-use-modified-utf7 t)

(setq ssl-program-arguments '("s_client" "-quiet" "-host" host "-port" service))
(setq ssl-certificate-directory "C:/User/user/.w3/certs")

(setq wl-smtp-connection-type 'starttls)
(setq wl-smtp-posting-port 587)
(setq wl-smtp-authenticate-type "plain")
(setq wl-smtp-posting-user "username")
(setq wl-smtp-posting-server "smtp.gmail.com")
(setq starttls-negotiation-by-kill-program t)
(setq starttls-kill-program "C:/cygwin/bin/kill")

(setq wl-local-domain "gmail.com")

Equifaxの証明書をFireFoxからとりだして上記の.w3/certsにしまいます。Unix系であればc_rehashを実行するだけで良いはずですが、ここではcygwin上で、c_rehashのマニュアルに書かれているように

$OPENSSL x509 -hash -fingerprint -noout -in $file

というコマンドラインをいちおう実行してみます。それによれはハッシュの値は変わっていないようなので、Equifaxの証明書を594f1775.0というファイルにコピーしてしまいます。

だいたい上記のような手順でいけるでしょう。メールアドレスの設定は http://blog.as-is.net/2005/08/gmail.html を参考にしました。

Wanderlustを使うと、私の10GBにならんとする過去emailのアーカイブからもGmailにアップロードすることも可能なのですよね(まああ全部はしませんが)。そうすればGmailのサーチ機能が利用できるようになるという魅力は大いにありますね。ただ、ひとつアップロードするのに数秒かかっているので本当にするには何日も何日もかかりそうですが。

アメリカの実情

Californiaでは山火事が起きることになっているのだが、その火元にはいろいろあるという話。以前は新しい宗教を始めて、山に入ってヤギを犠牲としてささげている間に火が燃え移る、というような話もあったが、最近はもっと変な話もある。

http://www.latimes.com/news/local/la-me-fire19-2009aug19,0,3207658.story

によれば、メキシコの麻薬グループが手下をCaliforniaの森林に送り込み、テントを張って灌漑設備も作って小火器で武装して何ヶ月か山にこもってマリファナを栽培するという手法がよく使われているそうである。最近の大きな山火事(La Brea)は、残された残骸から、そのようなキャンプが火元だったそうである。

麻薬組織の執念も感じるが、確かに不法移民が当たり前に行き来していて、深い山があって需要もあるという立地条件からするとむべなるかなという感じもする。

WCCE 2009最終日

なんだかあっという間に5日目ということで最終日。全体を通して、発表は指導経験の発表みたいなものが多かったです。会場の音響があまりにも悪すぎて聞くに堪えないのが大きな問題でした。大阪大から来ていた溝口先生のグループが先生のキーノートも含めて何件かありましたが、オントロジー界はcycの話を聞くくらいで後はぼやぼやしている間にいろいろと進化しているのだなあと感心。オバマのグランドチャレンジの話ではないですが、メンタリングUIの部品はいろいろあるのですね。

変り種というか参加者のイライラおよび物笑いの種となっていたのは、Valdemar Seltzerというブラジルではその筋で有名な人でした。「OLPCを批判する」というタイトルでまずは耳目を引き、「コンピュータを子供に与えるのは良くない」ということを簡単な雑誌引用や文脈無視の論文引用やらで主張していたのですが、途中に「Waldorf Educationという証拠があって」と言うところで、ようやく本当に何が言いたかったのかがわかりました。要はシュタイナー教育の超教条的な信奉者なので、SteinerやWaldorfの主張を文字通りに持ってきて、文字や記号というところに「コンピュータ」という言葉を当てはめて焼きなおしているだけでした。コンピュータの画面上に書いたものはアートではないとか。それまでの話しぶりがあまりにも教条的でもあったので、私は"Waldorf Education"という言葉が出てきたところで「あー、これは宗教告白だったのだな」と理解したのですが、講演を聴いていたほかの人はそれに気がつかなかった人がほとんどだったため、彼が「コンピュータと教育について考えた結果しゃべっている」と誤解し、熱くなって質問している人が多くいました。そういうのが楽しみでこういうところに来ているのにえさをやっているようなものだよね。僕は他の人をなだめるようにがんばりつつ「Waldorf Educationに共感しているみたいだけど、あなたが文字を読み始めたのはいつですか?」と質問してみたのだけど、結局僕も熱くなっていたようではあります。Valdemar (通称Voldemort)はその後もMartaや他の人の発表に対していちいち質問をしていました。その後ロビーでみなで話をしたりもしたけど。創造論者のようなものでまあ議論は成立しないです、こういう人とは。

ヨーロッパでちょっと盛り上がっているcomputational thinkingのコンテストビーバー(http://www.bebras.org/)の発表もありました。ビジュアルに訴えるものを一問3分くらいでどんどんといていくというスタイルのようですが、何万人という子供たちが参加しているそうです。性別の違いによる傾向などはあるかどうかというできレースのような質問をしてしまいました。

そういうことよりも大きな収穫はRafaelとPaulaという写真の先生が会場でゲリラ的に開いていた、ピンホールカメラ作り(フロントエンドだけだけど)のワークショップに参加できたことかもしれません。ボール紙を切って四角くして、缶に穴を開けたものをくっつけるわけですが、Rafaelはまた陽気な感じで楽しく作れました。彼はグアラニー族の部落に良く行っては子供たちにカメラ作りを教え(トマトソースの缶の内側に印画紙を入れて、暗室も作って現像もする)、そのカメラで撮った写真集を出版したりしているのです。私もグアラニーの子供たちと(他のブラジル人の子たちとも)仲良くなって(たぶん文明によく触れている感じの子供たちだったけど)、なかなか充実気分でした。まあ展示会場をうろうろしていただけという説もありますが。

仲良くなったと言えばいろいろなお姉さま方やお兄様方とも仲良くなりました。イタリア人を祖先に立つ人が多いわけなので、イタリア萌えの血も騒ぎますね。

われわれのパネルセッションは、観客は少なかったもののリモートにライブキャストは一応されていたそうです。ちょっと浅い感じだったかなとは思いますが、まあパネルなのでしょうがないですね。

ブラジルや他のラテンアメリカ諸国ではEtoysがちょっと盛り上がっている感じなので、ちゃんと自立してやっていけたらちょっと良いのではないでしょうか。

WCCE 2009

Squeakfestの後は、山奥のワインで知られる街Bento Gonçalvesに移動し、WCCE 2009というあまり聞きなれない会議に駆り出されて参加。あまり聞きなれないけどかなり由緒のある会議のようで、4年から6年毎にあちこちで開催されているそうです。こちらの会議のほうはSqueakfestよりも何倍か大きくてほとんど千人規模ではないかという感じですが、それでもSqueakfest同様(若い)女性の割合がすごいです。しかも巨大な企業・政府展示会場がついているので、そこにもラテンアメリカなお姉さま方がいるという感じ。次回は何年後にあるのか知りませんが、かなりお勧めです。

発表のほうは政治家が教育について話す、というようなものがあってちょっと聞いていられない感じではありますし、ちょっと期待していたNASAの人の発表も概要を話すだけ、という様子でちょっと物足りないところはあります。今日少しEtoysワークショップの手伝いをしたのですが、次は金曜日にあるパネルセッションまでお仕事はありませんので、まあそういうものだと思って他の参加者と話して見聞を広めています。