UCLA

今日はまた招待講演。今日はEやCajaのMark Millerだった。内容はobject capabilityの紹介とその実装である。前に話を聞いたときはECMAScript 3向けに、大変なソースコード変換をしていたように思うが(後で聞いたら5人チームで2年かかったとか)、Mark自身がECMAScript仕様策定の委員であるため、"use strict"の仕様に大幅に関与した結果、必要な基本機能はECMAScript 5に入ったため、今のCajaはそれを使ったパターンのようなもので、1週間で実装できた、という話であった。

講演後は数時間だべり。彼はHP Labs所属だったこともあり、TweakのislandのデザインにはEが多大な影響を及ぼしている。というわけなので、Andreasのニュースを伝えるはめにもなってしまった。

CapabilityとACLの「本質的違い」を聞いたところ、http://srl.cs.jhu.edu/pubs/SRL2003-02.pdf という論文を紹介された。なるほど。後はKeyKOSなるシステムの話とか。

An Informal Look

スーパーマーケットで、"10 items or less"のexpress laneに並んでいたおばさんがぞろぞろと多数の商品を並べているところをとがめられて、「じゃあこれだけ買うわよ、文句ないでしょ!」と11番目以上のものを投げているおばさんがいた。

というエピソードで思い出すのが、Science Fridayでしばらく前に聞いたエピソード(http://www.sciencefriday.com/segment/10/19/2012/learning-from-the-things-that-annoy-us.html)。

John W. Trinkausという引退した心理学者が山のように書いている"..., An Informal Look"という論文。彼はこのようなちょっと気になる事象があると、その場に数時間なり数日なり佇んで、黙々とそういう事象の起こる回数を数え、論文にまとめて発表する。そして数年後に同じ場所に行って同じ事象の頻度を調べる。障碍者向け駐車スペースを使っているとか、住宅地内のstop signで完全停止しないとか、ベーカリーでトングを使うか手を使うかとか。

その膨大な論文のリストはIg Nobel賞で知られるImprobable Researchのサイトにあります。

http://www.improbable.com/airchives/paperair/volume9/v9i3/trinkaus0.html

ラジオでの結論は「世の中は昔と比べて悪くなっている」というものではありましたが。

Gilad Bracha

UCLAでの招待講師はDartとNewspeakのGilad Brachaだった。元々はDartとNewspeakについて話すという予定だったのだが、前半のDartの時点で質問多数だったのでNewspeakまでは回らずじまい。

GiladはDartそのものの説明というよりも、世間がいかに新しく良いアイディアに対して抵抗するのか、ということを各スライドごとに言う。彼の博士論文はmixinのアイディアが入っているので皆論文には引用するが、実際には多くの人が読んでいないのは明らか。traitsなんかももてはやされたが、彼の博士論文の中でもうやっていたののに、とか(でもGiladはPIEについて知らなかったのだ。Alanが指摘したら驚いていた)。

Dartは仕事だが、彼の魂はNewspeakにあるということも何度も触れていた。NativeClientでSqueakが動くということも伝える機会があったので、まあそちら方面で何かが起こるかもしれん。

California Science Center

スペースシャトル観察二度目(一度目は某社の貸し切りパーティーだった)。IMAXのチケットと抱き合わせなので、普段はすかすかのIMAXも結構満員になっている。我々が見た映画は1990年公開のBlue Planetというもので、温暖化や環境破壊に対するメッセージもまだ「ぬるい」感じではあったが(日本がそもそも取り上げられているという時点で時代物だ)、それでもスペースシャトルがらみなので選ばれたのであろう。

それはともかく、スペースシャトルを誘致したというのは、地域住民の意識を宇宙に向けたという意味で「今後30年間のこの地域における科学・技術教育に大きな貢献をするであろう」と言えるのは間違いない、という風景ではあった。

全然関係ないが、ここのところ「宇宙兄弟」を図書館で借りて読んでいる。私が大学でとったドイツ語クラスの先生が、シャロンカネコ先生のモデルになっているというのは、多分あたりだろう。

学校見学

子供が行くかもしれない幼稚園と小学校の見学会。コンピュータの使われ方が気になるのだが、あやしげな教育ソフトはともかく、それを誉め称える先生や案内係の親ボランティアの様子もまたちょっと不安だ。