UCLAのクラス

https://ccle.ucla.edu/course/view/15W-COMSCIC137A-1

というクラスが進んでいます。ページにはToddの名前しかないようですが、実はAlexとAlanも共同で教えるというクラスになっています。主眼は、将来のプログラミング言語デザイナーのために、実際に素早く言語を作ってみるという経験をすることによって、自分のツールを変更、改良することを恐れずにできるようになってもらうというコースで、10週間のコースのうちに関数型、論理型、オブジェクト指向という3種類の言語を作ってみるというものです。どうやら大学側の手違いもあり、100人以上が受講するということになっています。Alexはかなり準備に時間を使っていたのでクラスの進め方は比較的しっかりしている、のですがそれでも私なぞが時々顔を出しているのは、Alanが時折放つ混ぜっ返しや薀蓄があるからではあります。先週私がいない時にはどうやらAlanとToddが静的型と動的型の言語のメリットとデメリットについてかなり熱くやり取りをしたようです。以前似たようなクラスをやっていた時にも、Alanは「静的型と言っても何かがStringであるとかNumberであるとかいうことがわかったところでどうということはない。sin関数を型から探せたりしないものなのか」というようなことを言っていたのですが、Toddは「言うこともわかるけど...」という姿勢ではありました。でも、今回はどうやらToddも本気で反撃するつもりになったようで、Toddも「いやいや、それは静的型というものをまったく理解していない人がいうことだ」と言ったり、そこでAlexがさらにToddにいろいろと言ったりといろいろ楽しくやっていたようです。

学生にとっては、大家に対してもどんどん物をいうものの、フレンドリーなところを決して失わないで議論を戦わせる姿をみせ、かつ言語設計に関しての見方をいろいろ知ることによってドグマに陥らないということで、とても有意義なクラスだと思います。

"Super Searching the Web" (1997)

というタイトルのビデオで紹介されていたサーチエンジン

http://home.netscape.com/escapes/search/
http://www.classroom.net/classroom/search.html
http://www.webplaces.com
http://www.hotbot.com
http://www.altavista.digital.com
http://www.webcrawler.com
http://index.opentext.com
http://www.excite.com
http://www.lycos.com
http://www.gnn.com/search/
http://www.infoseek.com
http://www.yahoo.com
http://www.yahooligans.com
http://looksmart.com
http://www.mckinley.com
http://www.metacrawler.com
http://search.com
http://www.dejanews.com
http://www.shareware.com

Convert an output file from EyeTV to upload to YouTube

I've been digitizing some analog tapes with EyeTV on Mac. When I try to upload a resulting file, occasionally uploading stops at "95% processing". My solution is to convert the file with VLC. The script I came up with is:

/Applications/VLC.app/Contents/MacOS/VLC -I rc input.mp4 --sout='#transcode{vcodec=mp1v,scale=1,acodec=mpga,samplerate=44100}:std{access=file,mux=mpeg1,dst=output.mp4}'

The resulting file cannot be viewed with QuickTime Player, but once you upload it to YouTube, you can view it. I needed to do this quite a few times, but so far it's been working reliably.

EyeTVの出力結果をYouTube用に変換

EyeTVでビデオテープからデジタイズしたものをYoutubeにアップロードしていると、時々「処理中 95%」という表示が出たまま止まってしまうことがあります。これはYoutubeフォーラムにも、私も含めて時々報告されていたりするのですが、なぜか解決できていないようです。MacQuickTimeでは再生できるのに。

私の解決法は、VLCを使って以下のようなパラメータでエンコードしなおすというものです。

/Applications/VLC.app/Contents/MacOS/VLC -I rc input.mp4 --sout='#transcode{vcodec=mp1v,scale=1,acodec=mpga,samplerate=44100}:std{access=file,mux=mpeg1,dst=output.mp4}'

これはコマンドラインから実行して一気にできるのでなかなか便利です。(変換の結果作られたファイルはMac上では再生できませんが、YouTubeにアップロードするとみられます。)今までのところは、このパラメータで失敗したものはないので、まあまずまず安定して機能するようです(ちなみに、VLCは最新版でないとダメです)。

ツーソン

Tucson(なんで「つーそん」なのだ?)に一週間ほど行ってきました。2012年のSPLASHが行われた所だったのですが、いろいろなアトラクションに感心したので、暇ができたら子供連れで行ってやろうと思っていたのでした。メトロポリタンエリア総計でもおよそ100万人程度の人口のようですが、その割にはかなり毛色の変わったものがいろいろとあるという印象です。

今回は国立公園もばっちりと歩き、Desert Museumにも行き、ストリートカーにも乗ってダウンタウン気分を味わい、Biosphere 2も再訪したわけですが、私にとっての山場はPima Air and Space Museumでした。かなり充実です。とはいうものの、残念ながらAMARGと呼ばれる空軍基地のバスツアーには参加できず、Titan Missile Museumや後は複数の天文台など行きそびれたところもあるので、またいつか戻りたいものです。

ただ、食の面からは日本人にはちょっと住みづらいようにも思いました。和食レストランを銘打ったところでも"Sansai"レベルというかなかなか厳しいです。後はやはり日常的な運転距離が長くなりがちで、電気自動車で暮らすのもちょっと難しい感じではあります。今回は冬の最中で雪がサボテンの上に降ったりする気候でしたが、夏は40度越えも当たり前という極端な砂漠気候でもありますし、時期を見て訪れるのが良いところではあるでしょう。

充電

仕事の方は某言語の為にベクターグラフィックスバインディングを書くという十年一日のような作業をしていてちょっと盛り上がらないのですが、今はThanksgiving休暇中ということで余裕もあったので、初めて「出先で充電を確実にしない限り帰投できない」というドライブに出てみました。

PlugShareをはじめとする種々のモバイルアプリによって充電器の所在は確認でき、またそれらが使用中かどうかもわかる、はずなのですが、それでもかなりの不確定要素が状況を左右する世界でした。一番の問題は"ICE'ed"と呼ばれるもので、内燃機関車(Internal Combustion Engine Cars)が我が物顔に電気自動車用のスポットに停めてしまうために("The parking spot was ICE'ed!"というように言う)、使用可能なはずの充電器が使えないというものです。端的に言ってこれは完全な駐車違反なのですが、充電器を設置しやすい箇所が駐車場の出入り口に近い便利なところでもあることが多いということもあり、ズルをすることに躊躇しないタイプの人にとっては格好のスポットということになってしまっています。駐車場の係員が違反切符を切れるわけでもないので、結局ところ野放しになってしまっていることがおおいのです(PlugShareのコメントによれば北カリフォルニアの方はもうちょっと民度が高いようですが、これがLAクオリティと言わざるを得なません)。身体障碍者スポットにも平気で止める人々もある程度はいるものの、電気自動車スポットはまだ新しいためかわかってないでやってしまっている人がいるという面もありますし。さらにがっかりなのは、電気自動車でも充電する必要も意思もないのに電気自動車スポットに停めてしまう人がいるという問題もあるのですよね。

今日使用した駐車場はLong Beachの水族館前のところですが、案の定ICEで2スポット、接続されていないLEAFが2スポットで4台あるはずの充電器前のスポットが全部埋まっていました。駐車料金を払った後でこういう状況を発見するというのはもうやるせないです。ただ、ある充電器の裏側が「コーンで塞がれていたものの駐車スポットと言えなくもない」という場所だったので、得意の交渉術を発揮してコーンを動かしてもらい、なんとか充電器を使用することができました。

PlugShareで日本、特に都市圏の地図を見ると、CHAdeMO充電器がかなり密に整備されているようで、これだけあれば後顧の憂いなくあちこちを回るというような乗り方も大いにできそうに見えるのですが、LAではやはりまだ不確定要素が強すぎです。充電器の総数を増やすのも大事ですが、オンラインで調べて使用可能となっている充電器であっても、実際には使えなくて当たり前という現状では、遠乗りどころか日帰りでもあっという間に冒険になってしまいます。電気自動車の普及を妨げている一要因として"range anxiety"がしばしば挙げられますが、本質的には「航続距離が十分かどうか」という不確定性ではなく、「予定している充電設備が本当に使えるのかどうかわからない」というのが問題だということを実感しました。

現在ある充電設備でも稼働率を上げられるように、ICEの違法駐車は強く取り締まっていただくとともに、社会的に電気自動車が存在しているのだ、ということをもうちょっと認知してもらえるようにしていきたいところです。