最近読んだ本

なぜかSFが多かったです。The Swarm:The Swarm: A Novel作者: Frank Schatzing出版社/メーカー: William Morrow発売日: 2006/06/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見る文明崩壊もので、深海に哺乳類以前から住んでいた生物が人類を狙って蜂起…

最近読んだ本と最近買ったもの

My Years with Xerox: The billions Nobody Wanted Alanが以前に行った講演の中で勧めていた"My Years with Xerox: The billions Nobody Wanted"という本です。これは1900年代から40年代、50年代、60年代にXerox (と前身のHaloidという会社)がいかに奇跡的な…

二世兵士 激戦の記録: 日系アメリカ人の第二次大戦 (新潮新書)

二世ものの本はつい買ってしまいます。なので、著者が「私はまったく知らなかった」ということで始まっている本にはやや懐疑的になってしまいますが、生き証人からの言葉をとにかく記録して頂くのはすばらしいです。二世兵士 激戦の記録: 日系アメリカ人の第…

Naomi Hirahara

しばらく前に読んで日記にも書いたHank Umemotoさんの本だが(http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20130120#p1)、彼が「プロの助けを借りた」というプロの人はNaomi Hiraharaさんという人で、しかも彼女は隣のビルで働いていてバスケも良く一緒にやっているJimmy…

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: ハードカバー クリック: 3,074回この商品を含むブログ (334件) を見る読みました。

Manzanar to Mount Whitney: The Life and Times of a Lost Hiker

Manzanar to Mount Whitney: The Life and Times of a Lost Hiker作者: Hank Umemoto出版社/メーカー: Heyday Books発売日: 2013/04/15メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るしばらく前に読みました。実は未だ正式出版で…

Nate Silver: The Signal and The Noise

The Signal and the Noise: The Art and Science of Prediction作者: Nate Silver出版社/メーカー: Penguin発売日: 2013/04/18メディア: ペーパーバック クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見る2008年のころから(fivethirtyeight.com時代から)全部…

Rainbows Endとレインボーズ・エンド

英語版と日本語訳の両方をもらってしまったので、ぼつぼつと読んでみた。Rainbows End作者: Vernor Vinge出版社/メーカー: Tor Science Fiction発売日: 2007/04/01メディア: マスマーケット クリック: 19回この商品を含むブログ (1件) を見るレインボーズ・…

Harry Potter and the Deathly Hallows

朝出勤前に読了。 それにしても、前半の後半くらいのところで、HarryとHermioneが二人きりで人目を避けてひたすら○○○するところなどが、750ページの厚さに貢献しているわけではある。指輪物語ばりにみんな出てきて戦う最後の戦いは面白く読めるが。

Baseball Between the Numbers

今年もひそかに野球熱が進行しているので、"Baseball Between the Numbers: Why Everything You Know About the Game Is Wrong"という本を買ってぼちぼち読んでいた。メジャーリーグのさまざまな記録から、送りバントや敬遠や盗塁などの作戦がどのくらい得点…

物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書)

それにしてもイタリア人というのは大変ですね。内紛しすぎ。物語イタリアの歴史―解体から統一まで (中公新書)作者: 藤沢道郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/10/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 19回この商品を含むブログ (18件) を見る

最近読んだ本

「ガリヴァー旅行記 (岩波文庫)」。解説にも書いてあったが、汚物の描写が多い。スウィフトのobsessionなのだな。ラピュタ人のへんてこな実験が同時代の英国王立学士院への風刺になっているとか。「行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)」。…

「ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)」

森巣博という人のことはまったく知らなかったし、森達也のこともかすかに聞き覚えがある程度であったが、最近ところどころで僕も繰り広げているテレビメディア批判に関する話かと思ってふと手にとって見たわけである。メディアがちゃんと質問しないとか、テ…

海辺のカフカ

一時離れていた村上春樹ですが、海辺のカフカ (上) (新潮文庫)と海辺のカフカ (下) (新潮文庫)を読みました。なんで離れていたのかも思い出される内容でもありました。 続きを読んでもとくにねたばれと言うわけでもありませんが、気にする人は飛ばしてくださ…

 失踪日記

あちこちで薦められたので、読みました。あずまさん生活力ありますね。

S&M

犀川、萌絵のシリーズも最後まで来ました。大トリックは例によって、また久米さんが書いていたように、大分匂わされてはいます。内面描写が増えたのも確かですね。僕は比較的楽しく読みましたが。殺人のほうの動機は結局説明さえもなし。 あと適当に他の本も…

S&M

やや間が空きましたが、「数奇にして模型 (講談社文庫)」を読みました。「最初のほうに登場していたあの人が実は最初の...」ということだったのですが、そのようになっている必然性はとっても弱いような?

S&M 今はもうない

「今はもうない (講談社文庫)」まで来ました。「映写機が重い」というあたりが、メタトリックの重要なヒントでしたね。語り手の笹木氏の行動や思考がとってもうざかったわけですが、「うざったらしい」と思わせられた時点で術中にはまっていたのかもしれませ…

S&M

「夏のレプリカ (講談社文庫)」です。なんとなくシリーズ全体を貫いている(ように思える)「表と裏」、「なりすまし」みたいなものの象徴として杜萌が出てきたわけでもあると思うのだが、そうでもなかったかのような展開ではある(いや、萌絵も...ということで…

森博嗣

「封印再度 (講談社文庫)」と「幻惑の死と使途 (講談社文庫)」を読みました。「幻惑の死と使途」の方が、トリックが判りそうで判らず、説明されるとなるほどと辻褄が合う、という第1作に近い感じがあるように思いましたね。 「幻惑の死と使途」、あそこの種…

笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)に言及している日記を読むと、このトリックはわかるのが当たり前のようである。せっかくなので、2つまえのエントリに書いたことを強調して書いておこう。俺は、本文を読む前に謎がわかった。

S&M

なんで眠いかと言うと、Amazonで大人買いしてしまった森博嗣のS&Mシリーズをまた読んでしまったからである。昨日の夜は第2作の「冷たい密室と博士たち (講談社文庫)」で、結局一気読み。落ちは、前半にあるヒントからわかるべきところはわかったとも言えるが…

すべてがFになる

Smalltalk使い、オブジェクト指向話好きの人としてはあまりにも出遅れてしまったのだが森博嗣の「すべてがFになる (講談社文庫)」を今になってようやく読みました。すみません、阿部さん。 犀川が読者に挑戦(萌絵に聞く形なわけだが)する「科学的に考えれば…

久々に紹介

あんまり読んだ本の紹介などはしてこなかったが、某吉正君にも読むように、という指令が言っていたはずのアリソン・ゴプニックによる「0歳児の「脳力」はここまで伸びる」は良いです。タイトルは、なんだか早期教育の教材宣伝みたいなのですが、どちらかとい…

Jerome Bruner

むちゃくちゃ出遅れてますが、ブルーナーの本を注文しました。id:propellaな山宮さんと阿部さんのテーマではありませんが、個体発生は系統発生を模倣する、ということにしておいて、ピアジェを眺めた後ブルーナーを読んでみる、ということにしています。ブル…

4冊

買いました。軽い本ばかりなので特に書名は記さない。

All She Was Worth

今日学んだこと: 宮部みゆきの「火車」は、"All She Was Worth"という本として出ている。 時には落丁で33ページから始まってしまっている本もある。 火車は日本語版は読みましたが、タイトルの訳はちょっとおどろおどろしさが抜けてしまっているかもしれませ…

December 6th

相当に時間がかかってしまったようであるが、借りて読んでいたDecember 6th(isbn:0671775928)をようやく読み終わった。終盤にかけて張っておいた伏線がちゃんと生かされて来ると共に、ストーリー全体を貫く絵画的なイメージがまとまっているあたりが、なかな…

Scientific AmericanとDiscover Magazine

アメリカにも科学雑誌はいろいろあるが、Scientific Americanという代表的な雑誌は月に66万部くらいは売れているらしい。日経サイエンスはScientific Americanと提携しているのだが、http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat097j/mat097j.htmlをみても2…

天才セッター中田久美の頭脳(タクティクス)

読んだ本といえば、その前の日は羽生田さんから借りた(いったいいつ返せるのだろうか)二宮清純の「天才セッター中田久美の頭脳(タクティクス)」という本を読んだ。バレーをやっている人から見れば当たり前の部分も多いとは思うが、一線の人がどこまでやって…