Apple Hill 昨日の残り
昨日のバスの中では、DanとScottと大分話す。Scottも73年頃HPで働いていたことがあるとか。
DanがSteve Jobsに聞かれてやってみせた、という行ごとのスクロールからスムーススクロールに変えるデモというのはどういうハックだったのか聞いたりしてみた。その他Danが良くやったデモとしては、テキストセレクションの見た目を変える、というもので単純に反転させるだけではなく、1ドットずらしたイメージを作ってxorすると、複数行にわたる選択であっても、同じロジックで枠付きの選択範囲に変えることができて、その途中でわざとスペルミスを入れていてスペルコレクターで直してみたりとか。
Danは4歳のときの記憶があって、「4歳というのは人生でもっとも楽しいときなんだなあ」と思ったことが最初の記憶だとか。変な4歳児だ。
その他、64 bit VM、LEDなどなどの話。
Apple Hill 初日
40人くらいのグループであった。BYTE Magazineを創刊したCarl Helmersも来たりしていてびっくり。コンピュータ系な人としては、Keith Packardやコロラド大学のGerhard Fischer教授も来ていましたし、Mark Guzdialもいました。
某阿部さんはeBayでBYTE Magazineの1981年8月号を競り落としていて、それを僕が言付かっていたので、Carlにもサインしてもらいました。81年には編集長じゃなくなっていたので名前は載っていませんが。表紙の気球の絵のデザインをした(アイディアを出した)そうです。
青空の下で一人一人自己紹介をした後(僕は日本語でも自己紹介が下手なので、英語だとなお困る)、納屋に入ってプロジェクターを2台設置してまずはJulianとMarkによるCroquetのデモ。「古いコードベースを使った最後のデモ」になる、という「冗談」でわかっている人をつついてみたりしている。
お昼を食べて、Mitch Resnickと彼のグループによるMIT Media Labチームの近況報告。Computer Club HouseとScratchの話から。例題が毎回新しいのがナイス。Lego BlockとCricket。Wondering Wands。光センサーとCricket。物理的なブロックを組み立ててプログラムを作るときに、カメラを使って入力するのが良いかも、と言う話。
Apple Hill 初日(その2)
ネパール風カレー、焼き豚肉、サラダ、などなどを晩御飯として食べた後で、Apple Hill楽団のコンサート。Mozartもあるし、ビオラのMichael Kelly君作曲の曲もあった。Michael君によると、この100年くらいクラシックミュージックの良い曲が作られない理由のひとつは、昔の人は作曲家と演奏家の区別はもっとゆるくて、演奏する人もいくらでも作曲し、作曲しながら演奏もする、というのがめずらしくなかったのだが、だんだん演奏家と作曲家が分かれてきて、さらに作曲家として食べていくためには、もう師匠を超えるような一流の人になるしかなくなって、ある程度のクラシック作曲家、というものが存在しにくくなっている、という話であった。Michael君は授業で「演奏家のための作曲」というコースで、最初はもう恥ずかしくてやめてしまおうかとも思ったくらいだとか。それでもApple Hillという環境では、気楽な気持ちで作曲しても、周りの人が完全に協力的になってくれるので創造性を発揮しやすくなっているのが良い、と言う話をしていた。
彼の曲は、アイルランドに行くときに書いたもので、昔の作曲家が良くやったように、民謡のテーマを借りて展開した主題になっているそうである。
おいしい食事と美しい音楽で過ぎていく夜でした。
Danのスクロールハック
彼自身も詳細は忘れた、と言っていましたがスクロールアップをするメソッドを書き換えて、1、2、4、8、16ドット単位でスクロールできるようにして、その中でビジーループ的にタイミングを取ってループで回ってから変えるようにした、というようなことだったようです。タイミングは適当だったが、遅かったこともあってきれいに見えた、ということを言ってました。