塚本昌彦さん
今は神戸大教授の塚本さんが学部生向けにウェアラブルの話をしに京大に来ていたので、学生の振りをして紛れ込んで見ました。僕も若いのでばれなかったことでしょう。
「ウェアラブルコンピューティングに関する17の予言」というような話がメインで、「2年以内にデジカメがサングラスの中に入るようになる」というようなものは大いに納得するのだが、「10年以内に、乳幼児に親がヘッド・マウント・ディスプレイを付けるようになる。今よりも長い時間子どもと話をできるようになるので、1%くらいの子どもは言葉を早く覚えるかもしれない」というような話は、要するにありえないわけなのでどうだかなと思ったりしました。児童心理学の本でもまずは読んでくれ、というような。
学部生向けの面白話、という話し振りだったのでまあよいのかもしれませんが、コンピュータの過去に触れるときももう少し本当の話を入れてやったほうが話に深みは出たと思います。
ビール・フォンドュ
京都駅ビルの中にあるビール・フォンドュのお店で晩御飯。Alanも来ましたが、昔空軍にいたときの実験の話がとても興味深いものでした。飛行機で空に上がり、ある高度のところで酸素マスクを取り、紙に書いている文章を他の紙に写す、というのですが、酸素が薄いので最初はちゃんと書けるもののある時点で気を失ってしまうわけです。高度によって気を失うまでの時間が違うのですが17000フィートで2分、30000フィートで20秒、50000フィートで5秒、とかいうような数字でした(詳細は忘れましたが)。本人の記憶としては、ある時点まではちゃんと紙に書けていたが、次の瞬間マスクを顔に当てられている、というような感じになるのですが、実際に紙に書かれているものを見ると、書いているつもりのものも後半は紙全体にぐちゃぐちゃに書き殴られた線になってしまっているそうで、要するに本人が気が付かない間に気を失ってしまうというということです。
後は、60000フィートとかで、与圧室の扉を空け、1秒くらいで減圧する、というようなこともしたそうです。この場合、肺に入っている空気は高圧のままなので、息を吐くだけで酸素マスクが爆発的に飛んでいってしまうとか。すごい。