古いプロジェクトのロード

一週間ほど前に阿部さんに頼まれていた古いプロジェクトのロード問題に対応。Squeakerの間では悪名の高い、#bobconvフラグつきのコードである。最初に直したときには直ったのだが、条件の怪しい抜け道があったところを通っていたことにようやく気がつき修正。

いろいろな条件によって動作を変えるコードから書き出されたバイナリファイル(ほとんど実行可能ファイルみたいなもの)を、何年かたった後に複雑な条件によって動作を変えるコードで読み込んで動かしているわけである。

はっきり言って、対話的でロードするときに関与しているコードが完璧に読めてそれを対話的に変更したり別の式を評価したりしながらデバッグできて、オブジェクト生成部分の奥のほうにブレイクポイントを入れられて、さらにバイナリといってもオブジェクトとして抽象化されているからこそ対応できる類の問題である気がする。しかも布団にねっころがりながらだし。もっとも、こうやって対応できてしまうからこそ、今でもBobのコードが生き延びてしまっているという面もあるが。

センター試験

id:nanimanのなにまんさんのところで言及されていたので、僕も問題を聞いてみる。大学に入るだけの英語力があるかどうかを調べるテストで、「ミーティングがあったの忘れてた!」とかソーセージはやめてベーコンにするよとか、小学生がしゃべるような内容を聞き取るのはどうだろうかと思う。最後の問題(ハリケーンの話)は少しは内容として意味をなしているが、とにかく文章として知的に興味を持ちうるものを題材にするのが筋だろうな。

あるいは、ああやってクリアな音声で聞けるなら、もっと難しくaやtheの違いが意味をなしてくる問題でも良いだろうし、会話でありうる一部を省略した文の意味を理解させるとか。アメリカ英語ばりばりなのはしょうがないとは思うけど。大体なぜ聞き取りのテストをやりたがるんだろうね。

「ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日本人 (集英社新書)」

森巣博という人のことはまったく知らなかったし、森達也のこともかすかに聞き覚えがある程度であったが、最近ところどころで僕も繰り広げているテレビメディア批判に関する話かと思ってふと手にとって見たわけである。

メディアがちゃんと質問しないとか、テレビ局の職員は給料が良すぎなのでその地位を脅かされたくないために責任を取ることになりそうなことはしないとか、オウム信者の転入を拒む時自体は憲法違反だけどそういうことを追求しても視聴率が取れないから不気味さを訴える報道がなされるとか、パチンコの景品交換は違法なのだが警察の利権になっているので摘発されることなく横行しているとか、まあそういう当たり前の主張もそこかしこにされてはいる。ただ、多くのところで明らかな事実誤認に基づいた主張(というか放言)がなされているので、そのダブル・スタンダードぶり、つまり自分の言いたいことに沿っていれば、間違った情報であってもそれに基づいてえらそうなことを言ってしまう、という困ったちゃん状態(特に森巣氏)なのが目に付く本である。

というか、森氏は(ある程度)自分の経験から語ることがあるようだが、森巣氏はメディア関係のことについては、20年くらい遅れた情報で勝手に想像していることを適当に対談でほざいているだけじゃん。まさにいまどきの左翼。

橋本龍太郎が総理大臣のころにも、「橋本総理が記者にもっと勉強して質問してくださいよ、というようなことを言うのは権力の横暴だ」というような記事を読んだ記憶がある。そういうものかと思っていたが、インターネットで記者会見の模様がテキスト化されて、麻生太郎に記者が軽くもてあそばれているのを読んだりすると、新聞記者などは本当にだらしがないことが良く判ってしまう今日この頃ではある。

一日に一冊本を読んでも、一生の間には3万冊くらいしか読めない。悪書だったら読まない、というのが重要な読書法のはずなのに、結局全部目を通してわざわざ悪口まで日記に書いてしまっている私である。逃避だ。