Marty Sklar

また時事ねた(?)ですが、DisneyのMarty Sklarが異動するようです。Martyがいた間、彼の「右腕」役の人はかなりひんぱんに変わっていたので、Martyの写真の横に、それらの人の写真がルーレットみたいにくるくる回るおもちゃを作ったりしたやつがいると聞いたこともありますが。

http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=industryNews&storyID=2006-02-16T120922Z_01_N1655311_RTRIDST_0_INDUSTRY-DISNEY-DC.XML

John Lasseterは思ったよりもテーマパークよりの仕事をしていくのかもしれません。

Winny

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/16/10925.html

や、これに言及したいろいろな弁護士さん(含む"O" IT弁護士)のブログを読んで。

まず、「つらつら考える」というのは「熟熟」ということでよくよく考えることである、と言う意味であることは弁護士なら意識しても良いのかも、と思ったり。

まあ、「技術とはなにか?」という質問の答えに、「自分が生まれてから発明されたもの」という答えがありうるくらいなので、一旦普及してしまったものものに対しては、なんとなく「昔からそういうものがあったのが当たり前」と感じてしまいがちになるのは無理ないんですけどね。

P2Pというのは別にファイルシェアリングのことを指す用語ではなくて、もともとTCP/IPP2Pだったわけです。サーバー・クライアントモデルはその特殊例なだけで、分散した対称型ネットワークを作ろう、というのがTCP/IPの目的だったわけですから。ですので、「P2Pは悪用される危険が予見できたはずなので、作ったときに悪意があったはずだ」というような意見を見ると、わかってないな、というか「悪用の危険が予期できるかどうか」で技術的発明の倫理性を問うのは視野が狭いとは思います。Vint CerfやDavid Reedも共犯なのかな?

ちょっと関係ない話として、去年の11月にはICANNドメイン名管理が議題としてWSISで話し合われました。Alanによれば、「国際的な管理組織を作るべきだと主張していた多くの人は、どうもInternetというのが誰かによって発明されたものだという認識がなくて、昔からずっとそこにあったものだと思っているみたいだった」とのことでした。.suや.ruが破綻しているのをみると何らかの改善は必要なのは確かですが、もともとInternetが世界に広まったのは、アメリカが無理やり押し付けたわけではなく、他の国の人がつながせてくれと言ってきたのに対して、囲い込むことなくつながせてあげていった、という事情はあるわけですね。その後で、管理のしかたが気に食わないから管理権もよこせ、というのはある種ずうずうしい話だとは思います。僕は発明した人々の言葉をもしかしたら聞きすぎているせいもあるので、偏っているかもしれませんが。