フライト
勝手知ったるNRT-LAX。入国審査官が使うコンピュータが不調だったようで、若いあんちゃんの審査官とだべりながら審査。今まで見た中で一番芸術的な文字を書く人だった。でも、俺の役職名(長い)を一生懸命言っているのに勝手に訳すのはずるいぞ。
仁義を知っているかどうかと、見た目があほっぽいかどうかとは別である。が、お迎えを待つ間にやや仁義ない現場を目撃してしまった。一緒に日本から来ていた二人連れが入国審査のところでひとりがちょっ手間取っていたのだが、その間に、現地の友達を優先したもう1人に見捨てられかかっていたのだ。見た目をあほっぽくする、という弱点を持つことを選択した人は、他のところではびしっと決めておくべきかもしれない。白井君や山宮さんに「ニッチの人」と呼ばれる俺にもちょっとだけ教訓。
教えること
プログラミングがエンジニアリングと科学と数学といろいろなところにまたがっている面があるから教えにくいんだよなあ、きっと。化学反応で炭酸ナトリウム製造サイクルを考えたとき、化学反応式としては教科書のはじっこにのるいくつかの反応だけで説明できるが、それを小規模に生成するプラントの設計と大規模プラントの設計はきっとまったく違う(アンモニアを循環再使用する辺りはなんとなく計算機言語チックでもある、かなあ?)。また、それらのプラントを実際に建造し、さらには運用することもまた完全に違う。Smalltalk(に限らないけど)の言語とその処理系の「数学的」定義は2ページにも満たないようなものだけど、スケールすることやちがうプラットフォーム用の設計は異なってくるし、実装は何百倍にも膨れ上がる。というように似たようなものと言えなくもない。
一番の大きな違いは、化学プラントは授業では作らないけど、プログラムはどんな小さなやつでも作って動かすことができてしまうのと、動かすことが目的のひとつになっているということだろうか。化学の実験というよりは技術・家庭に近いのかもしれん。
というわけで、落ちはない。