von Neumannの箱

先日Saulから聞いた話だが、John von Neumannは死ぬときに一つの箱を娘に託し、「死後50年経ったら開けるように」と言い残したそうである。その50年目というのは実は来月なのだが、その箱を(娘さんから)託されたGeorge Dysonは、箱の中身を改めて、人類の進歩にとって役に立ちそうな話を公開してくれるらしい(SaulはGeorgeの友人だそうだ)。私的な話も入っているかもしれないが、それはまあ出さないようにするらしい。なにしろvon Neumannだから、今の人も気が付いていなかったようなすごい発見をすでにしていたとか、アイディアをまとめつつある予稿が出てくるとか、そういう話を期待してしまう。

http://tomecat.com/madtimes/index.php/2007/01/31/george-dyson-on-john-von-neumann/

が、あのStephen Wolframによると、「箱はそもそもvon Neumannのものではなかった」そうなのだ!なんと。SaulはStephenとも知り合いだそうなので、ちょっと聞いてもらわなくては。

http://www.stephenwolfram.com/publications/informalessays/neumann/