S&M

なんで眠いかと言うと、Amazon大人買いしてしまった森博嗣のS&Mシリーズをまた読んでしまったからである。昨日の夜は第2作の「冷たい密室と博士たち (講談社文庫)」で、結局一気読み。落ちは、前半にあるヒントからわかるべきところはわかったとも言えるが、共犯関係などは判らなかったし、動機は最後まで読まないと判らないものではある。

 で、日本代表サッカーの試合が終わったころから朝ごはんを食べつつ第3部の「笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)」。こちらのトリックに関しては、最初のページにある地図を見た時点でかなり明確に選択肢として挙がったし、その後のちょっとしたせりふたちもその結論をサポートしていたので、他の選択肢たちよりもずっと有力ではありました。怪人二十面相ものに似たような話があったような気がしたし。

 共犯関係はもちろん(?)最後までわからず。そういうパターンなのですね。

 どちらもついつい読まされてしまいますね。タイトルは日本語のタイトルと英語のタイトルがありますが、日本語のほうは読み始める前に舞台設定をするためについていて、英語のほうは読み終わって拍子を眺めたときに、「なーるほど」と思えるようになっているところはこれまでの3冊に共通したところではあります。

まあ古い本なので似たようなことを書いた人はこれまで3万人くらいはいるとは思いますが。

 二人の恋の行方は...萌絵がもう露骨に迫っているのだから、創平君もうっ、とじれったい気はするがそれもまたよし。