OOPSLA

Mary Beth Rossonのキーノート。VL/HCCでの話からわかる内容ではある。Andy KoのWhylineはチェックする必要ありかも。StageCastで老人と子供達がチームになって遊ぶ、というのは面白い反面どうかなあとも思う。

テクニカルセッション。Alexandre BergelのClassbox/J。SqueakのClassboxをAWTとSwingに適用した、という言い方はfairなのかどうか。メソッドの選択をするためにスタックフレームを見なくてはいけないのか。

Clasages。inheritanceとobserveとcompositionを半分くらい統合したクラスのインターフェイスを作る。使えるかもしれないが、Whole Partのcomosition関係があって、外からは内部が完全に見えなくなっている、というとき、レンダリングなどはどうする、という主張なのかは良く判らず。observerは外部情報だけでは描画はできないからね。

Javari。Reference Immutability。内部と外部の再帰的な性質(外部仕様も、一段ラップしたオブジェクトから見れば外部も内部だ)に混乱している私であった。

お昼はMITの人々とフードコートで。Gerald Jay Sussmanと一緒に歩いていて机も確保したのに、いつの間にか彼がいなくなってしまった。惜しい。

Fine-Grained Interoperability。SchemeJavaの相互変換。Mirrorという仕組みを使ってやるのだが、労力の削減になるのかどうか良く判らない。
some-to-some messageとか
Pluggable AOP。もうすごいことになっている。

Refactoring Support。便利そう。

David Reedのキーノート。ある程度期待していたのだが、かなりまずい発表だった。ステレオタイプ的な老MIT教授そのもの、という感じでジョークなし、自分の知っていることを聴衆の理解レベルに関わらず話す、という感じの発表。そもそもCroquetが共有環境で、計算が複数ホストで同一性を保ったまま進む、という基礎の部分の説明もほとんどなし。Croquet Team向けのような説明を何百人もの聴衆相手にしてしまったわけである。

Squeak Smalltalk BOF。ひっそりと。Martin McClureが組織してくれたのは良かったが、彼が自分自身のやつを1時間くらい見せたりしてちょっと変な感じ。毛玉のデモも10分くらいさせてもらったのであまり文句は言わないが。

夜のスペシャルイベントはSan Diego Zoo。"World Renowned"のSan Diego Zooだが、あしかショーを見て、ご飯を食べて、たくさんの蛇を見た夜でした。