Marvin MinskyのTuring賞受賞講演

1970年のMarvin MinskyによるTurning賞受賞講演の論文は、"Form and Content in Computer Science"というタイトルで、コンピュータサイエンスが形式化などを余りにも重視しすぎてしまって、内容について考えることがおろそかになっている、というのが大まかな内容。また、CSの教育がどうあるべきかということについても触れられている。

形式化にこだわりすぎ、といっても彼自身はやはり半端じゃなく良く判っているので、深い意味で言っているのは確かであるが。

教育の方面については、子供の発達心理学についてしっかり触れられている。子供が良く間違う、水の容積やものの個数と配置の関係の例があるが、その後多くの大人も間違える例が載っていたりするし。