東大生研一般公開

豊田のいる東大生産技術研究所が一般公開をしているので、生産技術に興味のあるオタクとして訪問。

http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/announce/

豊田のいる喜連川研の話も面白かったが、やっぱり時代はナノテクですね、時代は。カーボンナノチューブの研究をしているところでは、ナノチューブの力学的特性を調べるべく、ナノチューブを一本だけ持って、レバーで力を横から加えて折り曲げたり、引っ張ったりしている。すごいのはその様子がビデオで動画として見られるところである。説明してくれた学生さんはリアルタイムの動画だと言っていたが、本当かね?パネルには「何度かおりまげを繰り返すとナノチューブの表面にしわができる」といって、しわができたような写真があったのだが、ナノチューブ上のしわとはいったいなんなのだろうか?折り曲げられてかさなっちゃっているということなのかな?

後は「超柔軟ロボット」ということで、ぶら下げた紐をゆすって適切な速度を与え、下にある棒に巻きつけることができるロボット。パネルの絵には、木の枝を伝い渡って移動するロボットが描かれていたが、ただの紐だったら巻きついたものをほどくことができなそうなので、まあしゃれだな。

現時点では、研究の主眼は(まだ)数学モデルの構築のほうにありそうである。将来は紐を巻きつける触手型ロボットは出ないかもしれないが、別のところで役に立つ予感。

喜連川先生によれば、この一般公開の間ずっと常駐しているのは職員の義務だそうである。僕がいる間にも立派そうな方々が次々とやっていて、先生も挨拶をなさっていたので、顔合わせをする場として機能しているということなのだろう。中高生も遠足のようにバスでやってきていて、先生方も一生懸命説明なさっていた。というわけで、お宅のデートコースとしてはかなり楽しめます。2日、3日とやっているので興味のある方はどうぞ。

そういえば、なぜか(?)木實さんもいらしていて、しばし歓談。神出鬼没だ。