Sackler GalleryとFreer Gallery

Smithonianの中で、日本の美術品を展示しているところを訪問。Sacklerでは、ポルトガルの東方航海によって、アフリカやブラジルやアジアや日本がどのような産物をポルトガルに輸出し、どのような影響を受けたか、という特別展示をしていた。一時間のガイドつきツアーに参加したのだが、ガイドさんがポルトガル人は奴隷をアフリカからブラジルに連れて行き、交易を渋る相手には銃をちらつかせた、という話をしたときには、多くの人は「そういうこともあるよねえ」という感じで受け入れていた。しかし、「日本では踏み絵をさせて、キリスト教信者を火あぶりにしたり引き潮のときの海岸に鎖でつないだりして殺した」というところでは、「な、なんてひどいことをする人たちなんだ」という態度を示している人が多かった。日本人にしたら宣教師を手先にして植民地化しようと企んでいた相手を食い止めた、という感覚もあるわけなのだがな。ガイドさんはYanoさんというおそらくは日系四世の人で、あとツアーの中にいた三世だという人とはちょっと話をしたり。

その後はAir and Space Museumへ。阿部さんにいろいろと教えてもらったが、本館はまだまだ序の口なのであった。