メールの礼儀

id:suikanさんのhttp://d.hatena.ne.jp/suikan/20071013/1192288246経由で知ったhttp://rblog-biz.japan.cnet.com/ysf/2007/10/post_0982.htmlに関してです。

「海外とのやりとりがあるから」や「そういうことができないメーラーがあるから」ということ持ち出すのは元記事の人が言わんとしたことにたいする有効な理由ではないかもしれません。受取人が日本を解さない場合は明らかに元記事のスコープの範囲外でしょうから。がんばったメーラーは、メール本文に使われている文字から言語を推測し、その言語に応じてアドレスを扱うstructured-fieldのコメントを自動的に変えてくれるのが良い、かもしれません。英語のメールを日本語を読めない人に送るときに、From:に日本語を入れてもしょうがないですからね。signatureを自動でつけるようにしている人が良く陥っている罠は、signatureが日本語になっていて読むほうで化けてしまい、なんだか怪しいメールになってしまっているというやつです。

あと、「From:に2byte文字を入れる」という言い方はあまり正確ではないでしょうね。ふつーMIME-encodingされているわけですから(で、MIMEヘッダーの前に書かれているヘッダーにあるMIME文字列をどう処理するべきかというべき論を呼び起こすのもまた恒例)。

関係あるような無いような話ですが、メールの返信時に元のメールを引用したときの改変に関して、字句を変えるのは良くないと思いますが、改行位置を変えることに関しては僕は基本的に問題ないと思っています。本が別の本を引用するときには改行位置は変えているのだから、という理由ですが。アスキーアートならともかく文章に関して問題視する人がときどきいましたが(NetNews時代にはよく話題になっていた)、それはちょっと教条的すぎだと思います。