OOPSLA '07

文句を言いつつもまた来てしまったOOPSLA。今日は本会議の前の日で、Dynamic Language Symposiumという会議である。人によれば「Javaが出てくる前のOOPSLA」という会議である。

Mark Millerのキーノートは彼がずっと追っているセキュリティの問題について。GoogleでやっているCajaというプロジェクトについても話していた。彼は過去の研究を良く見ている。

Alexも発表した。セッションの前に来ていなくてひやひやしたが、電話をしたらホテルの部屋で最後の調整をしていたようである。たいへんだ。

あたらしいパラダイムが出てきたか、といえばそうでもなかった。OMetaとAmbientTalkが一番面白かったかもしれない。

最期の講演はJim HuguninによるDLR。東京の某所で別の人による説明を聞いたときは非常にしょぼいものに感じたのだが、本人による説明によって、はっきり言って印象は大きく変わった。思っていたよりもよいものかも知れん。中の開けられないCokeみたいだが、なにしろちゃんと動くものな。GeorgeとかDavidとかもMSで似たようなことをしていたはずだが、若い新しい人が一気にやってしまったというのが真相なのかね?

夜はSqueak BOF。Andrewも賢いね。Rubyの人々も結構来ていた。Evanとか。彼はLAに越してきたらしいので、今度御飯でも食べてもらおう。