SqueakFest Brasil 2009

ラテンアメリカラテンアメリカでした。Porto Alegreはブラジルの中でもヨーロッパ系のルーツが濃いようで、雰囲気はなんとなく南欧っぽいのだけど、それでもやっぱり新大陸っぽい気がするという街です。

SqueakFestは250人くらい集まりました。一応コンピュータ系のカンファレンスなのに、参加者の半分くらいが(若い)女性であるという会議です。Bertは「SqueakFestは女性が多いと言えばギークがたくさん来るかも」といっていましたが、もし来年もあるなら皆さんねらい目ですよ(なにが)。

まず挨拶の後の最初のスロットで、Etoysの歴史について、MontessoriやBrunerの影響からはじめ、LogoやSmalltalkのビジョン、そしてPlaygroundや、Constructoを通した影響の伝播について語り口調でScottと発表。当日になって突然目覚めたかのようなScottのがんばりによって、かなり受けはよかった模様です(でも、今思うと、タイルプログラミングの起源について誤解を解くようなことを言ったほうが良かったかも)。事前の打ち合わせでは、MacPalとかその他うまくいかなかったプロジェクトの裏話などもいろいろ聞いたのですが、まあ実際の時には話題にはせず。

その後は主にEtoysワークショップ。初心者がつまずくところ(ドラッグするときのフォーカスとか、大きくペイントしてしまうとか)は昔から同じなのです。言葉は通じないけど、回遊して手助け。Alexがんばりました。

他の発表も教育理論や心理学の話に重点をおいたものが多くてとても難しい話もありましたが、良い雰囲気の会議です。ご飯もおいしいし。

そういえば、京都プロジェクト時代に京都にいた、スデンカさんが来ていました。ペルーでOLPCに関与してがんばっているようです。