An Informal Look

スーパーマーケットで、"10 items or less"のexpress laneに並んでいたおばさんがぞろぞろと多数の商品を並べているところをとがめられて、「じゃあこれだけ買うわよ、文句ないでしょ!」と11番目以上のものを投げているおばさんがいた。

というエピソードで思い出すのが、Science Fridayでしばらく前に聞いたエピソード(http://www.sciencefriday.com/segment/10/19/2012/learning-from-the-things-that-annoy-us.html)。

John W. Trinkausという引退した心理学者が山のように書いている"..., An Informal Look"という論文。彼はこのようなちょっと気になる事象があると、その場に数時間なり数日なり佇んで、黙々とそういう事象の起こる回数を数え、論文にまとめて発表する。そして数年後に同じ場所に行って同じ事象の頻度を調べる。障碍者向け駐車スペースを使っているとか、住宅地内のstop signで完全停止しないとか、ベーカリーでトングを使うか手を使うかとか。

その膨大な論文のリストはIg Nobel賞で知られるImprobable Researchのサイトにあります。

http://www.improbable.com/airchives/paperair/volume9/v9i3/trinkaus0.html

ラジオでの結論は「世の中は昔と比べて悪くなっている」というものではありましたが。