UCLA

今日はまた招待講演。今日はEやCajaのMark Millerだった。内容はobject capabilityの紹介とその実装である。前に話を聞いたときはECMAScript 3向けに、大変なソースコード変換をしていたように思うが(後で聞いたら5人チームで2年かかったとか)、Mark自身がECMAScript仕様策定の委員であるため、"use strict"の仕様に大幅に関与した結果、必要な基本機能はECMAScript 5に入ったため、今のCajaはそれを使ったパターンのようなもので、1週間で実装できた、という話であった。

講演後は数時間だべり。彼はHP Labs所属だったこともあり、TweakのislandのデザインにはEが多大な影響を及ぼしている。というわけなので、Andreasのニュースを伝えるはめにもなってしまった。

CapabilityとACLの「本質的違い」を聞いたところ、http://srl.cs.jhu.edu/pubs/SRL2003-02.pdf という論文を紹介された。なるほど。後はKeyKOSなるシステムの話とか。