近況
ほとんど内輪の集まりという感じのBlocks and Beyond Workshopで"work in progress"のものを発表しました。
http://www.vpri.org/pdf/tr2015003_modsys.pdf
他の発表者が「どうやって初学者をブロック言語からテキストベースの言語に移行させるか」というような話をしている中で、「未来のブロック言語なら自分自身を編集できるようになって当然だろう」というテーマの話なのである意味浮いていたかもしれませんが、まあいずれ歴史が証明してくれて私も学会に復讐ができるというものでしょう。(いや、ワークショップの次の日はインフォーマルな集まりということで時間があったのですが、討議の中である程度のアイディアの種はやり取りできたような気はします)。
読んだ本は、いまさらながらSchoolhouse Politics。
Schoolhouse Politics: Lessons from the Sputnik Era
- 作者: Peter Dow
- 出版社/メーカー: Harvard University Press
- 発売日: 1991/09/01
- メディア: ハードカバー
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Jerome BrunerのM.A.C.O.Sがいかにして作られ、いかにして政治の波に巻き込まれて消えていったのか、ということをまさに渦中にいた第一人者がまとめた本です。「新しいカリキュラム作りということは、必然的に政治的である」ということが一番の教訓ですが、これは現在のコンピュータ教育にも当てはまるわけではあります。