Verona

まずは駅から中心部に向かうバスに乗る。きわめて善良な市民である私はもちろん料金を払うにやぶさかではなかったのだが、成り行き上無銭乗車になってしまった。切符の自動販売機が壊れている以上、あれはただで乗ってくれ、という流れのようには思えたが。

お昼を食べた後、Arenaの中を覗く。Veronaでは夏にこのコロシアム上のところでオペラを上演するそうだが、その会場設営のために観られるところが非常に限られていた。階段状の観客席を半周ほどして、がんばって舞台工事をしている働くお兄さんたちを眺める。

ガイドブックだけではわからなかったのだが、Veronaはむちゃくちゃ観光都市なのであった。Reggio Emiliaよりは大きそうには見えたが、もう徹底的に観光で生きているわけである。ジュリエッタ(GiuliettaまたはJuliet)の家、というのもあったが、バルコニーからおばちゃんやおっちゃんが顔を出すたびに、シェークスピアも真っ青という感じで笑ってしまう。

  Scaglia家の建物やお城など大きな建物もいっぱいあって面白いところではあったが。最後は城壁の上の静かな道を駅に向かって終わり。だいたい3時間は歩いたな。