京都大学 - UCLAのTIDEコース

今日は京大の守屋和幸先生という人がゲスト講師として話をしてくれた。内容はPDA+GPSで位置に応じた情報を提供するという話だけではなく、出てきた写真も緑に囲まれたところで人がPDAの画面を見ている、というような記憶の海をくりくりと刺激されるような話だった。(その話というのは、http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/specials/oday2001/report/D2.htmlhttp://www.oopsla.org/oopsla2003/files/pra-3.htmlなどである。)

それでもその後の技術は進歩していて、今はGPSユニットからの位置情報は毎秒1回も取れるそうである。たいしたもんだ。10mや15mの誤差というからassisted GPSではないのかもしれないが。

PDAで位置情報が取れれば、ということになるとDisneyの(に限らないが)テーマパークの案内にということはみんな考えるわけだが、10m違ったら建物ひとつ違ってしまう(し変な構造物があちこちにあって誤差も大きくなり勝ち)という問題はまだもうひといき解決に時間がかかるのかもね。

後半出てきた、守屋先生言うところの"server client"バージョンはとっても良かったと思う。コンテンツを提供する、というのは経済的に割に合わないことが多いと思われますが、子供が自分でコンテンツを作る、というのはconstructivistぽかったし。

最後に喜多先生から「学生がGPSについて知っているか」質問がありましたが、本当は「衛星を使って位置がわかってカーナビなどにも使われている」という答えではなく「3点を決めると空間内の直線が決まり、その直線と球との交点は高々2つしかなくて...それで光の速さがこれこれで使っている信号の周波数があれだから」というような話に少し触れてほしかったなあと思う今日この頃ではございました。