またしても時事ネタ

昔はコンドルのジョーのようにやや冷笑的な面のあった私も、「シニシズムは人を殺す」ということを理解したような気がしたときから、なるべく世の中良くなるように頑張ろうとは思ってきているわけではある。たとえ、世の中の半分の人は平均以下の知性しか持ち合わせていないのであっても、地道な努力で平均をあげていけるのではないだろうかと思いたいところなのだ。世の中の半分の人は平均以上の知性を持っているわけだし。

だが、Webで伝え聞く現在の日本の政局(?)を見ると、なによりもシニシズムに冒されてしまう人が増えて、将来に対して大きな禍根を残すことになるような気がして恐ろしくなる。国会議員が「あれ」ではね。今はとにかく民主党がひどいが、自民党もまあひどい。どうみても平均以下の知性しか持ち合わせていない人がぞろぞろ「選良」になっているもんね。(ここで言う知性は、明らかに「履歴書に書けるような学歴」とはほとんど無関係な話である。永田氏や長島氏を見ていれば明らかに。もっと人として当たり前の思考力などの話。)

TVもひどいらしいが、TVとはもともとそういうものである。だいたい平均以上の知性を持った人は、TVなぞは一生懸命みたりはしないわけである。そのため、TVを良く見る人に合わせて番組を作ろうとすると、どうしても平均以下の知性の人に合わせた番組作りになり、それを見る人のレベルがさらにさがって、というネガティブフィードバックがかかってしまう。

別にアメリカのテレビ番組や政治家が良い、というつもりはないが、一応いろいろなところで見栄はって、庄司薫くん言うところの「オドカシッコ」しているように見えるところは評価できるんだよな。政治家も時々Tonight Showとかのお笑い番組(?)に出てくるけど、一義的には常に実際に政策について話すために出ているわけである。

なんとか世の中を良くしていくことに微力ながらも貢献したいと思いたいのだが、とりあえずは一番効果に期待が持てる気がする子供の教育について地道に努力するべきなのだろう。