幸福の定義

定義というほどのことはないが、一度悪い状態に落ち込んだ後は、そこから少し改善しただけで元の状態には程遠くても幸せを感じることがある、という話。Alanがときどき、「誰かからなんか取り上げて、後で半分だけ返すと幸せを感じる」という言い方をする。

俺の話ではないが、飛行機会社からの郵便に気が付かずに放っておいて、あるときに気が付いて開けてみたところそれが一セグメントただで乗れるクーポンだったことに気が付いたとき。だが、実はそれが数日前に有効期限が気が付いたとき。次の日になって、そのクーポンは物理的な紙でなくてもオンラインで使用することができるもので、家族が期限前に気が付いて実はちゃんと使っていたということを知ったとき。どのタイミングでどういう幸せを感じるのか、感じるべきなのかはなかなかの問題である。冤罪でつかまって、罪を認めて罰金を払えば良い、と言われたときにしたがってしまうのも同じような心理だろうし。