ルーマニア

http://www.latimes.com/entertainment/news/business/newsletter/la-fi-ebay26dec26,1,2407845.story?ctrack=1&cset=true

ルーマニアには組織的にEBayで詐欺を働くギャング組織がたくさんあり、惜しくも落札できなかった人のメールアドレスを推測し(EBayアカウント名にgmail.comとかyahoo.comとかをつけるだけだが)、何らかの理由でお金を送ってくれれば商品が手に入るといって、お金を送金させるという手口で何百万ドルも儲けているそうである。高度に組織化されていて、学生バイトを雇ってメールのやり取りをさせ、定期的に消えては別の組織を作ったりしている。EBayのほうは、ルーマニアの警察に寄付をして、専門の捜査官も雇い、ルーマニアに何度も送り込んでいる。下っ端は時々逮捕されるようになったがなかなか上までたどりつけていないそうである。

ルーマニアチャウシェスクが「コンピュータは国産でやるのだ!」と宣言してHoneywellのコンピュータをリバースエンジニアリングして改良したりしたという蓄積があり、アンチ・ウイルスソフトウェア製品を作って成功している会社がたくさんある(IBMマイクロソフトから出ているものもルーマニア製)。だが、悪い方向でも活用している人がたくさんいる。

陰謀論者Iによれば、「コンピュータ・ウイルスが世の中に蔓延すると一番儲かるのは誰だ?アンチ・ウイルス・ソフト・メーカーだろう。ということは彼らはウイルスを作ることに経済的動機があるのだよ」ということであるが、これは他の陰謀論に比べると比較的同意しやすいやつかもしれない。