4重booking

11:50のフライトということで、朝時間をつぶす元気もないのでそのまま空港へ。大きな荷物は空港(というかMetro駅前の)荷物預け所に預けておいたので小さな荷物だけもってMetroですいっと行くだけである(荷物預け所のおっさんは意地が悪かったが)。

Madridから経由地であるChicagoへの便に乗り込んだら、少々面白いことがあった。23Aという席を割り当てられた人が4人、23Cが2人、24Cが2人、という感じで、ある一角にまとめて多重ブッキングがあったのだ。僕は23Aの4人の中の1人だったので、「しめしめ、こりゃビジネスクラスへのアップグレードを受けるチャンスも大きいぞ」と思っていたら、案の定見事にアップグレードしてもらえたわけである。他の23Aの人はちょっとナーバスになっていたようなところもあったみたいだけど、僕のはたぶんExtremadura地方政府経由の購入でたぶん"full fare"だし、チェックインも早かったし、さらにこの旅に出るときに加入したAAdvantageメンバーでもある、という意識があったので、きっと悪いようにはならないと思ってました。

Iberia航空だけにお昼ご飯はスペイン人が食べるような立派なお昼なので、これもまたしめしめ。Unitedのビジネスクラスよりも絶対に良いね。普段は機中ではアルコールは飲まないけど、ワインなどを賞味。座席に電源もあるし(忘れないうちに、プラグはなぜか"7"だった、と書いておこう)。

ただ、隣に座ったJavier Herrero Martinezなる人は、作曲家なのか評論家なのか、いろいろと挙動不審だったな。着陸間際でも持ち込んだlaptopコンピュータでいろいろなフラメンゴの曲を次々再生してビジネスクラス全体に響き渡らせてはうんうんいっている。背広に着いたほこりをひたすら落としているし。私も山本夏彦の本を読んではけたけた笑っていたりしたので気味悪がられていたかもしれないが。それもまたよし。