昨日の続き

特に書くことがないので、さっき書いたメールの抜粋でも載せておこう。親切にメールを下さった方がいたので、その返事です。話としては、PDAGPSのような位置情報取得装置を組み合わせてテーマパークのガイドをさせる、という話で、いったい何ができるだろうか、ということです。

テーマパークでPDAを使って本格的にやるには経済的にも少々割に合わないところがあるんですよね。それだけの投資してさらに一生懸命コンテンツを作っても、いったいどれだけの人がそれを目当てに来てくれるのだろうか、という。

多くの人は乗り物さえ乗れればよい、という感じですし、Disneyでは人との触れ合いを大事にするという建前で自動販売機さえ置いていないのですが、道がわからないときはCast Memberに聞け、ということになりますから。我々がDisneyでやったのは、市場からみると技術主導の悪いデザインの例ということだったかもしれません。FastPassを遠くから取れる、という実利的な面を強調すればそのための専用機として生き残ったかもしれませんが。

ただ、ローテクに行った"Pal Mickey"というやつは去年から実際に使われています。何十ドルかで赤外線受信機とソリッドプレイヤーが入ったMickeyのぬいぐるみをレンタルして、園内のそれぞれの位置で赤外線を受けるたびに、場所に応じた(かつ当たり障りのない)せりふをぬいぐるみがしゃべるというものです。手書き文字認識などもそうですが、コンピュータがあんまり賢い振りをしようとしているときに、いざ間違えると人間は頭にくるものですが、あほな振りをしていてときどき面白かったりちょっと役に立ったりすると愛着がわく、という面はあると思います。

Pal MickeyのURLはこちらなど。

http://disneyworld.disney.go.com/wdw/special/specialindex?id=PalMickeyPage&bhcp=1

東京でも携帯を使って何かやっていましたが、その後どうなったんですかね。