Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

「映画はハリウッド大作よりも、ちょっとした佳品が良いよね」と思っていながらも、「世の中についていくために話題作くらいは観とこうかな」という相反した感情というものも存在する。

月曜日から日本に戻る関係上、夏の大作ラッシュを乗り切るために、早めにHarry Potterくらいは観ておこうと今日は昼から初回の上映に行ってきてしまった。お昼で20人くらいしかいなかった(その上エンドロールまで観て立ち上がったら誰もいなかった)が、結構はやるだろうね。

前2作はストーリーの説明に終始していた部分も多かったが、本作はストーリーを一本に絞り映画としてよくできていたと思う。両親への想いが強力な魔法となっていて、死んだはずの親へのつながりをそこかしこで感じる、というテーマが良く出ていたと思う。

原作ではCho Changが出てくるし、数年前に「中国系で、イギリス英語が話せてかわいい」という募集要項でオーディションをした、という話をどこかで聞いたこともあったのだが、映画には出てこない。Harry本人の恋物語を削ったのは成功だったと思う。ちょろちょろ出てきてもどちらも掘り下げられずに終わってしまうしね。

というわけで、前2作よりはお勧めです。