OOPSLA

キーノートスピーチはMicrosoft ResearchのRichard Rashid。最初は少し面白かったものの、途中からはかなりがっかり系。プロダクトのデモを最初のキーノートでやってどうする。結局自分がやっている話ではなくて、研究所のメンバーのやっていることの紹介だからいかんのだよな。

RashidはAltoでプログラムを書いていたことがあるとか。Alto Trekというのはその文脈だったようである。SkyServerとか、TerraServerとかSkyQueryとかIOVA.NETの話とか。3Dfxや94年のCOMDEXのビデオなどは面白かったけどね。

それでも天下に名だたるMicrosoft Researchなわけだけどな。

高田さんとKimとIanと一緒にお昼ご飯を食べた後、GCのセッションを覗く。inheritanceのセッションはNathanaelの発表もあったが、それ以外のやつも面白かったな。

韓国からのKim SeungBum君とも会い、Robert Hirschfeldとも会い、やっていることの一部を見せびらかす。Robertの質問は面白い。

Wardの話はまあまあ面白かったが、ちょっと逸話的過ぎるよな。みんな開発プロセスの話が好きだな。きっと重要なのだろう。

夕方からは、AlanのTuring Award Lectureで、最前列に陣取ってJohn Vlissidesの横で聞く。登場するはずだった毛玉のデモは出なかったが、例題を見せる前の哲学の話がぎっしりと凝縮されていたし、OOPSLAの聴衆にもぴったりマッチしていたのが良かった。正直言って、今まで聞いたAlanの話の中でも一番感動したよ。

BOFはいまいちしょぼい面もあったが、まああんなものか。