ワイン

昨日のツアーガイドだった"Mitchel"さんは、滑らかに話す経験豊かなガイドだった。なにより、ワインにまつわるいろいろな考えを、迷信は迷信と言って言い切っているところが良い。コルクもシリコーンコルクになっていくべきだ、ということ、グラスの内面をたれる足も、洗剤などによって出方が変わるのであまり重要視しないほうが良いこと、飲むときの気分が味に作用するのだから、高ければよいわけでもないことなどなど。

グラスの形状に関して、一時は異なるワインごとに適したグラスがあるという考え方があったが、一時信じられていた(僕も信じていたが)こととは違い、異なる味(甘味、苦味など)は舌の別の部位で感じるわけではなく、口の中全体で同様に感じるということがわかったし、口の大きさも人それぞれ違うのに、それぞれの人が違う大きさのグラスを使うべきだと言う人はいない、ということなどから、グラスの形状も余り気にするなと言っていた。

追記で一応書いておくと、シャンペン用とか赤ワイン用とか白ワイン用とかくらいの区別は意味がある、という程度の文脈でした。