最近読んだ本

ガリヴァー旅行記 (岩波文庫)」。解説にも書いてあったが、汚物の描写が多い。スウィフトのobsessionなのだな。ラピュタ人のへんてこな実験が同時代の英国王立学士院への風刺になっているとか。

ガリヴァー旅行記 (岩波文庫)

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)」。この日記でも何度か触れていた「全部取り上げられて半分返されると幸せに感じる」といった話が多数、数理的な説明とともに述べられている。新書としては、文献もしっかりしているようだし情報量あり。終盤の、信頼をつかさどるオキシトシンというホルモンの存在や、裏切り者を見つけ出す能力というのが脳に備わっているらしいという話なども興味深し。

ものを学ぶのがなぜ難しいのかということを考える際にもいろいろと示唆を与えるだろう。

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)