Paris

パリはやっぱりフランスであった。メトロのネ自動券売機は未来を先取りしすぎたためにICチップつきのクレジットカードかコインしか受け付けない。10枚つづりの回数券を買おうと思ったら人のいる窓口に並ばなくてはならないのだが、そちらには長い列ができている。お釣りもないといわれて面倒だったし、ホームに向かうためのゲートも闇雲に狭くて横から飛び出てくる扉も無意味にしっかりしていて通りにくいことこの上ない。チケットを一度食わせて通り抜けそびるともうそのチケットは使用済みになってしまうし。難しい駅である。

Poitiersの窓口では私の知る数少ないフランス語のフレーズ「ぱれぶーあんぐれ」を使ったところ、「non!」といわれて隣の窓口の人を指され、その人にも同じことを言ったら「non!」と言われた。でもしょうがないので英語で言ったらちゃんと処理してくれたけど。「官僚制度の発明国」である。

でも、さすがに花の都である。1月だけど散策するには問題のない気候で、何時間も歩き回り、Pompidouにも行った。Richard Rogers展がなかなか面白かった。(チケットを買おうとしたら、お姉さん二人組みに、「私たちRichard Rogers展だけ見たのだけど、常設展の方は見ないからこのチケット上げるわ、といってチケットをもらってしまった。)広々とした通りと彫刻に飾られたきれいな建物とで、マドリードに似ているとも思われた。

Sergeによると、Parisではすしが流行りだそうである。日本食レストランばかりが6軒くらいならんでいる通りがあって、話の種に入ったのだが中国人が運営するお店で、中国的解釈をフランスの環境で行ったすしという感じであった。

夜は、歩行に支障をきたす勢いでビールをしこたま飲み、SergeやLukeとエスカルゴを食べ、気持ちよく出張終了。