Gmail + Wanderlust
思うところあって、というか時代の流れなのか、メールの保存・管理をGmailに頼ってみようかと思いたつ。といってもフロントエンドは今までどおりWanderlustで、IMAP経由でのアクセスということですが。
Gmail+Wanderlustというのも2年近く前からある話なのでWeb上に情報は十分転がっているのだが、
という人のかゆいところに手が届く単一のページがなかったので、ここにまとめてみます。
- Meadow のインストール
http://www.meadowy.org/meadow/netinstallのsetup-jaでインストール。Wanderlust、LIM、APEL、SEMI、x-face、mule-ucs、emacs-w3mなどのパッケージも選択してインストールします。
starttlsは http://www.tuchiya.org/wiki/wiki.cgi?page=Meadow+setup にあるようにコンパイルしました。
- .wlの設定は、おおむね http://d.hatena.ne.jp/stanaka/20071025/1193286440 にあるものと同じです(なぜか数字がquoteされているのでそこは変えましたが)。それから、 http://pasopia.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/gmail_imap_with.html のssl-program-argumentsも指定します。さらに、 http://d.hatena.ne.jp/yamdan/20090430/1241105044 にあるように証明書をしまうディレクトリを指定します。最初のページのお勧め設定もだいたいお勧めです。
(setq elmo-imap4-default-server "imap.gmail.com")
(setq elmo-imap4-default-user "username@gmail.com")
(setq elmo-imap4-default-authenticate-type 'clear)
(setq elmo-imap4-default-port 993)
(setq elmo-imap4-default-stream-type 'ssl)
(setq elmo-imap4-use-modified-utf7 t)(setq ssl-program-arguments '("s_client" "-quiet" "-host" host "-port" service))
(setq ssl-certificate-directory "C:/User/user/.w3/certs")(setq wl-smtp-connection-type 'starttls)
(setq wl-smtp-posting-port 587)
(setq wl-smtp-authenticate-type "plain")
(setq wl-smtp-posting-user "username")
(setq wl-smtp-posting-server "smtp.gmail.com")
(setq starttls-negotiation-by-kill-program t)
(setq starttls-kill-program "C:/cygwin/bin/kill")(setq wl-local-domain "gmail.com")
Equifaxの証明書をFireFoxからとりだして上記の.w3/certsにしまいます。Unix系であればc_rehashを実行するだけで良いはずですが、ここではcygwin上で、c_rehashのマニュアルに書かれているように
$OPENSSL x509 -hash -fingerprint -noout -in $file
というコマンドラインをいちおう実行してみます。それによれはハッシュの値は変わっていないようなので、Equifaxの証明書を594f1775.0というファイルにコピーしてしまいます。
だいたい上記のような手順でいけるでしょう。メールアドレスの設定は http://blog.as-is.net/2005/08/gmail.html を参考にしました。
Wanderlustを使うと、私の10GBにならんとする過去emailのアーカイブからもGmailにアップロードすることも可能なのですよね(まああ全部はしませんが)。そうすればGmailのサーチ機能が利用できるようになるという魅力は大いにありますね。ただ、ひとつアップロードするのに数秒かかっているので本当にするには何日も何日もかかりそうですが。