出張

2週間にわたってドイツとイギリスに出張してきました。ドイツはStuttgartとTübingenに近いGäufeldenという街というか村で、共同開発者とハイキングをしながら設計会議をみっちりと。イギリスの方はAPL系配列言語の開発者達が密かに集まってこれまたみっちりとAPLについて語ったり実装をしたりするというCambridgeのTrinity HallでもたれたIverson Collegeなる集まりでした。

Iverson Collegeのほうはさすがにとっても濃い感じでした。中でも、Kという言語とkOSというOS、kDB+というデータベースをやっているArthur Whitneyの書くコードには、その徹底的なminimalismに驚かされました。

私も片手間ながらちょっとしたJもどき言語のパーザーとインタープリタを作り始めました。まあ本格的なものにはなりませんが、ちょっとした遊びに使えるようにはしたいと思っています。

スノッブなイギリス人」のステレオタイプとして、何気ない会話の中で、突如日本文化に関する質問をし、話すに足る人間かどうかを調べる、というものがあります。今回は「侘び寂びは英語に訳すときはなんと言えば良いのだろう」と聞かれました。これは探りを入れてきたというよりは純粋に思いついた質問、と言う様子ではありましたが。とっさに(というかどこかで聞いたことのある)"beauty in imperfection"と答えてその後マクロスの話で盛り上がったりもしてまあ良かったのですが、アウェイでの戦い方はそれなりい経験したなあと思ったりもする旅でもありました。