Berlin 2日目

もちろん朝早く目が覚めたわけなので、さっさと朝ごはんをいただいてそっと街に繰り出す。地下鉄乗ったりして博物館の島まで。ガイドブックのお勧めがペルガモン博物館だったこともあるので、大分歩いて時間をつぶした後、10時の開門の頃から入ってみました。

ペルガモン博物館は、やっぱりすごいです。建物の中に、ペルガモンにあった巨大な祭壇が1/3くらい復元されているところがメインの見せ場です。もともと大きかったはずの建造物が近代の建物の中に収まっているわけですから。僕が気に入ったのは祭壇にめぐらされていたギリシャの神々と巨人族との戦いを描いた浮き彫りですね。大分欠けている所も多いのですが、それぞれの神の特徴を現した形で力強く表現された浮き彫りが連々と広がっていて、おたく系神話ファンのこころをくすぐります。

当時のペルガモンの町を模したミニチュア、祭壇を模したミニチュアもありました。ミニチュアと実物大のものを見比べて、Croquetのgod's viewモードであるかのように楽しめる趣向も良いです。

それから、ミレトスにあったという市場への門や、イシター神殿(またしてもおたくごころが...)の壁やそこへの行進用の通りもちょっと縮小されているようですが再現されています。かなり強烈。

他にも、アッシリアイスラム文化のものがテーマ別に大きな博物館内に展示されています。

後は、微に入り細をうがった音声ガイドがすごいです。一度ガイドを聞き始めると、碑文はなにを言っていて、垂れた衣服の特徴はどうで、どうやって誰が作って、どのような神話を背景にした像なのか、といったことを徹底的に教えてくれます。こういうものは「コンプリート」したくなるのがまたおたくごころではありますが、さすがに3時間も経つと意識が遠のいてきてしまってもう集中できなくなってしまうのが残念でした。

博物館を出て、フンボルト大学をちょっと眺め、大聖堂に再挑戦です。この大聖堂も戦禍を受けたようですが、今はちょうどよい古い感じになっています。300段くらいある階段を上って街を見渡せるのですが、見渡すだけなら近くのTVタワーにエレベーターで上ったほうが良かったかもしれません。「上ったぞ」フラグは立ちましたが。Sony Centerにも入ったりしましたが、こちらもフラグだけ。

大聖堂にもSony Centerにもミニチュアがありましたが、Berlinの特徴は「ミニチュア」かも。

もう大分ふらふらになったので、ホテルに戻ってラップトップを持ち出し、KudamnにあるStarbuckで久々のネットワーク接続などをしてちょっと時間をつぶします。

本来ならこれだけでも一日は終わり、ということになるくらいのボリュームがある日だったのですが、そうはどっこいゲルマン魂が許しません。MagdeburgからMichaelがやってきて、彼のお姉さんのClaudiaとお姉さんの彼氏Richardの4人で夜の街にどっと繰り出しました。

さすが現地の人は知っていることが違います。TV塔の話とか、壁の名残とか、東ドイツの建物とか。Hofにも入ったりしました。とても興味深い。Hasirというトルコ料理店でご飯を食べました。

さらにご飯を食べたあとバーにも繰り出していっぱい引っ掛けて。時差ぼけもなんのその、12時ごろまで飲んでいたわけです。すごい。