堀川高校

2日間の雌伏の時を経て、イベントであった。今日は堀川高校で先生向けのワークショップと子供向けワークショップの並列セッションという筋立てだった。僕は先生向けのほうにAlanとKimと参加していたわけである。教育委員会の永井さんもSqueakを使ったプレゼンで勝負していたし、吉正君も「生きる力」とか言わなければなかなか筋の通った発表だったと思う。上野山君は今後の予定の話だったので、今後に期待。田口壮に思っているほど似ていなかった藤岡君は例題ベースの発表という僕が通常気に入ることの多いスタイルだったこともあり、また高校の話なのでこちらも面白かったかな。

高校の話が出たところで、Alanがちょっと「燃え出して」、ディスカッションに割り当てられていた時間を使って、彼が溜め込んでいるプロジェクトの中から高校生中学生で使えそうな話を集めてデモを15分ほどし始めた。その中には毛玉で作ったやつが5つくらいあったわけである。毛玉の良い使い道のひとつ。

ディスカッションの時間を設けても先生方に質問をしてもらえるようにするのは大変なわけでまあ良かったかな。山宮さんが質問してくださったので形になったし、「開発者側にもっとフィードバックをしてくれ」という正しい意見を言ってくれたのも良かったですね。

HP-Squeakersの方が多数参加していました。遠路はるばるありがとうございます。阿部さんがしきっていた(のかな?)子供向けワークショップも、最後に見に行くと盛り上がっていましたね。吉正君は、俺の目から見ると英語を使うべき場面と日本語を使うべき場面の感覚は違うようではあるな。ちなみに、あういうシチュエーションでは"Thank you"よりは"Thank you very much"または"Thank you so much"まで言った方がしっくりはくるかも(京都の「ありがとう」のバリエーションだったのかな)。

お昼をスローフードでエンジョイし、Bonnieのプレゼント買いにちょっと付き合った後、彼女たちの気に入りそうなねたということを考え、地元でそういうことに詳しい人のお勧めもあって生け花の展覧会に連れて行ってみた。未生流という流派で、京都周辺の生徒さんが集って作品を展示している展覧会である。これは(僕にとっても)面白いものだった。花々と着物姿の女性たちとが作り出していた空間には、実体物として感じ取れるようになるための閾値を超えた「華やかさ」が満ちていて、無粋な私でも空間を楽しみたくなるような雰囲気になっていたわけである。エルチ・カーゴではないが、「これが文化というものなのね」てな感じ。

菊の展覧会に行ったりすると「圧倒的な菊」という感じで、埋め尽くしたようなもので迫ってくるわけだが、この展覧会のものはそうではなくて、すっきりと伸びたという風情を持ったものが多いのかな。