ビール・フォンドュ

京都駅ビルの中にあるビール・フォンドュのお店で晩御飯。Alanも来ましたが、昔空軍にいたときの実験の話がとても興味深いものでした。飛行機で空に上がり、ある高度のところで酸素マスクを取り、紙に書いている文章を他の紙に写す、というのですが、酸素が薄いので最初はちゃんと書けるもののある時点で気を失ってしまうわけです。高度によって気を失うまでの時間が違うのですが17000フィートで2分、30000フィートで20秒、50000フィートで5秒、とかいうような数字でした(詳細は忘れましたが)。本人の記憶としては、ある時点まではちゃんと紙に書けていたが、次の瞬間マスクを顔に当てられている、というような感じになるのですが、実際に紙に書かれているものを見ると、書いているつもりのものも後半は紙全体にぐちゃぐちゃに書き殴られた線になってしまっているそうで、要するに本人が気が付かない間に気を失ってしまうというということです。

 後は、60000フィートとかで、与圧室の扉を空け、1秒くらいで減圧する、というようなこともしたそうです。この場合、肺に入っている空気は高圧のままなので、息を吐くだけで酸素マスクが爆発的に飛んでいってしまうとか。すごい。