NEWSWEEK

まずは、赤ちゃんの能力に関する話。基本的には、http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20050220に書いた「0歳児の「脳力」はここまで伸びる」の共著者達からの成果も含めて、ビデオカメラで乳児の反応を撮る、という技法が発達したので、乳児のときにどのくらい何に興味を示しているのかを調べることができるようになり、それでさまざまな反応を与えてみると、思いのほか乳児もいろいろ良くわかっていた、という話である。

もうひとつは、終戦特集で、日本とアメリカの兵士にインタビューした記事。おとといはDiscovery Channel終戦記念特集として、昭和天皇の戦争責任に関する番組をやっていた。特攻隊の生き残りで、「だれも特攻なんかしたがる仲間はいなかったし、終戦の時には『天皇は責任とって切腹すべきだったんだ』」という言っている人のインタビュー(名前は忘れてしまったが)などをちりばめて、特攻隊員は天皇にだまされて仕方なく出撃した、というストーリーにしていたので、「これは偏っているな」と思っていたのだが、NEWSWEEKのほうは、「国を守ることになるので、特攻できると聞いてうれしく思った」というインタビューになっていた。私の読んだ中では、だいたい知的レベルが高い人が多く、「実質的には特攻しても戦争に勝てるようにはならないことも理解しているが、自分の身を投げ出して皆を守ることに誇りを感じる」というような理解できる理由付けも理解できるわけなので、NEWSWEEKの記事のほうが納得はしやすかったわけではある。