Wikimania 2006. Ward Cunningham: "I'm good at pair programming."

Lightning Talkが終わったあと、Wardが1人で寂しそうにしているのを見てあいさつ。その後、2時間くらい二人で話してしまいました。毛玉のデモをして森林火災のシミュレーションを見せると、「密度を変えながらどのくらい燃えるかを調べるようにしたいね」という話になり、なぜかWardの横で俺が一生懸命説明しながらeToysのプログラムをいじる羽目に。いきなりでっち上げたものが動かなかったので、「あれ、おかしいな」と思いつつ黙ってスクリプトを少し変えたら「黙ってやっちゃ駄目だよ」といわれ、"I'm good at pair programming."と言われてしまいました。eToysと毛玉の変数やスクリプトやコマンドの説明などをしつつ、Wardとペアプロです。どうやら、1つ1つのシミュレーション結果ではなく、その入力(初期状態の木の密度)と結果を見るテストケースを書く、という話に続けたかった模様。でも、自分用に作っていたイメージでデモをしたので、バグに当たってくじけてしまいましたが。

Wikiのデザインにおける生物学的なアナロジーが、Alanのオブジェクトの話にとても近いのに感心。Cocoa WorldというStageCastみたいなやつもやわらかい感じだったらしい(知らないし、見ていないけど)、趣味でやっているらしい小さいコンピュータを1バイトや1ビットのパケットを使うプロトコルでつないだアナログ的コンピュータの話、さらにはCroquetやeToysと、時間に縛られ過ぎないようにすることの得失など。

他の事は後で書きます。