Joe Hellersteinの講演

今週は、Bloomをやっていて、今はTrifactaという会社を始めている Joe HellersteinがUCLAに来て講演していました。Bloomというのは、Alan Kayが「未来はみんなこういう風にプログラムを書くようになる!」と言ったとされている言語で、我々のグループも注目しているのです。

https://twitter.com/tcondie/status/309510224992153601

時間の概念を取り入れた言語で分散環境もモデル化しているというところが売りです。


私はやや誤解していましたが、同期をとること事態は否定していないし、non-monotonicな計算も排除していないのです。要はnon-monotonicな計算がデータフローの中でどこに流れ込んでいるかを調べることができ、それが順序を要求するノードに入っているところでのみ同期をとれば良いということが静的に分かる、ということが真の強みですね。

「プログラムがノードごと別々に進化するようなタイプの分散環境もあるが、そういうところではBloomがどのくらい助けになるのか」ということを質問したのですが、「プログラムに変更があった場合は、静的検査をやり直さなくては行けないのは確かだが、情報としてはnon-monotonicな計算をするかどうかというフラグみたいなものさえ伝えれば良いのだ」ということでした。なるほど。