Traits

これまたDisney時代のインターン仲間であるNathanaelがやったTraitsがPerl 6に導入される(Andreasによればもうコードはある)という話である。

http://www.iam.unibe.ch/~scg/Research/Traits/index.html

Traitsは良いですよ。OOPSLA 2003の時には(もちろん)David Ungerも聞きに来ていて、「また賢い人がわざわざ新しい事を発明しちゃっている」というやや批判的なコメントをしていましたが、それでもクラスベースの世界にである以上、Traitsはよいです(プロトタイプベースのものに組み合わせてもまた良いです)。

Rubyにも、という議論もきっと起こっていたに違いない、と思って調べたら、やっぱりありましたね^^;ある意味予想通りというか、mixinがあるからまあいらないだろう、という結論なのでしょうか。

OOPSLA 2003といえば、僕もTechnical PaperではなくてPractitioners Reportというセッションで発表をしました(http://www.oopsla.org/oopsla2003/files/pra-3.html)。Disney時代の仕事だったParks PDAについて話をしたのですが、一緒にやっていたJohn MaloneyはDavid UngerとSun Labs時代に一緒にSelfをやっていたので、Davidは僕の発表を聞きに来てくれて、このプロジェクトは進んでいるのか、というような質問をしていました。

発表の中ではAlanの発表のアイディアを借りて、Squeakのオブジェクト空間をBouncing Atomsで表現するスライドを入れておいたのですが、David Ungerの目から見ると、SelfのGas Tankが使われていた、という認識だったようです^^;

という話をIan (Piumarta)にしたら、「いや、あのGas Tankは俺が最初にSelfがどうなっているのかを勉強しようとしてたときに書いたんだ」という話でした。たかがBouncing Atomsにもまた歴史あり。

id:sumimな鷲見さんのBank Accountをいろんな言語で、というコーナーがありますが、Bouncing Atomsがどのくらい簡単に書けるかで比べる、というのは面白いかもしれません。

http://squab.no-ip.com:8080/wiki/849