京大とUCLAの遠隔授業

今日は、Squeaker三羽烏として、阿部さん、山宮さん(id:propella)と京大側から話をした。

山宮さんは、本邦初公開の「山宮メソッド」をSqueak上で実現し、デモを交えながらプレゼンテーション。グラフィカルな機能ときれいに組み合わされたパーサージェネレータ「言語ゲーム」、「スケルトン」の一部である表計算を使った制約解消系、Web上にWikiとしてコードを書き、見た人がそれを手元の環境で実行できるScamperWorkspace、それからODEエンジンをSqueakおよびeToysとつなげたODECo、そしておもちゃを作る道具をおもちゃとして自分で作るというMetaToysをデモしていた。

情報は大体こちら。http://metatoys.org/propella/

ScamperWorkspaceのところでやや間延びしたかもしれないが、最後急いでまとめてくださった。MetaToysにもうちょっと注力しても面白かったかも。

僕がその後毛玉のデモ。手持ちの例題を半分くらいは見せた。Emergent Behavior(創発、なのね)がある、という主張をする例をもっときれいに見せる予定だったのだが、すっかり忘れてしまって後からつまらない見せ方をすることになってしまったのがちょっと心残り。

その後、阿部さんによる世界聴診器の話。通訳を仰せつかったので、がんばりました。まあまあなんとか通訳。阿部さんの"over preparing"もあり、最近阿部さんを裏切ってばかりいるVAIO-Uが再び反逆。まじめな発表のときほど裏切られています。

終わったあと、LA側にいたAlanが向こうの学生になにか話していたようだが、音声は伝わってきていなかった。たぶん補足説明をしていてくれたのだと思うが。

質疑では喜多先生に毛玉の機能について聞かれた。今の毛玉では「一番近くにいるやつ」とか「右を見ていって一番近いやつ」というような機能がないので、いろいろ書けない例題がある。これはTweak版毛玉ではなんとかしたいね。

全般に学生さんの食いつきも良かったように思います。実際のワークショップで使ってもらいたいですね。